多段SSH接続

SSHサーバを複数経由させることでセキュリティレベルを高めることがあります。秘密鍵はクライアントマシンに限定して、間のマシンには公開鍵しかおかず、秘密鍵を持たないマシンからのアクセスはできないようにするのと、間のマシンではIP制限を追加するなどして、防御壁を重ねるわけです。
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ssh-copy-idコマンドで公開鍵を登録しよう

リモートログインは最近はSSHが常識になっていますが、毎回パスワードを入力するのは面倒だということで、ssh-agentと公開鍵を組み合わせている人も多いのではないでしょうか。

公開鍵を利用するには、リモートホストのアカウントの~/.ssh/authorized_keysファイルへ公開鍵を追加する必要があります。この追加を手軽にするには、ssh-copy-idコマンドが便利です。ただし、ssh-copy-idコマンドを使う場合はパスワード認証やホスト認証などですでにログインはできる環境になっている必要があります。運用環境で利用するには、少し微妙ですね。

おそらく初期セットアップ時に一時的にパスワード認証を有効にしておいて、セットアップ後に公開鍵方式のみへ切り替えるといった使い方が多いはずです。
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Raspberry Pi2 で 30MB/s のmicroSDカードを使うには

30MB/s の転送速度に対応している「エレコム microSDHCメモリカード(UHS-I対応) 16GB MF-RUMSD16GL」を使ったところ、なかなか安定しなかったのですが、なんとなく対策がわかってきた気がするのでブログに書いておきます。これまで、問題が起きて壊れるのはファイルに変更が発生する作業をしてから再起動するときなので、それへの対策を考えてみました。

現時点ではこれらで完全な対策になっているかはわかりません。手動でsyncをしてから再起動するなり、停止したときは問題が起きていないので大丈夫だと考えていますが、まだ十分な実績があるというわけではありません。

対策の基本は、下記です。

  • 2Aの電源を利用
  • 高速モードの設定などを追加して使用
  • 終了時にはsyncを実行してから停止

なお、ファイルが壊れて起動しないときは、microSDカードを他のLinuxマシンなどにつなげて(USBのカードリーダなどでRaspberry Piへつなげてもいいでしょう)、fsckコマンドを使えば復活するかもしれません。手元では基本的に復活しています。

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