ラズパイ ( Raspberry Pi ) を始めるときに用意したいもの

ラズパイ ( Raspberry Pi ) を始めるときに用意したいものを一覧にしているページです。今後、周辺機器を追加していく予定です。2016年3月11日時点での最新情報を記載しています。基本的にAmazonのリンクですが、一部、秋月電子などのものも含まれています。画面を出力するには、HDMIに対応したテレビや、コンピュータ用ディスプレイが必要です。HDMI対応のテレビは一般家庭に1台はあると思うので、ここでは紹介していません。

ラズパイ本体
 まずは、本体を選びましょう。

初めて購入するなら、Raspberry Pi 2 model B にしましょう。何かの書籍を購入して参考にするなら、書籍内で使っているモデルを選択すると良いです。できることがわかってきて楽しくなってくると、2台目、3台目が欲しくなってきます。そのときに、既に所有しているモデルにするか、別のモデルにするか、検討すれば良いはずです。小ささを求めるならZeroになります。ただし、日本で購入することができないので、海外のオンラインショップから購入する必要があります。

SDカード
 SDカードは使っているモデルに適したものを購入するようにしましょう。基本的にClass10のmicroSDカードで良いです。

 昔のモデルではmicroSDカードではなく、SDカードになります。上記のmicroSDへSD変換アダプタをつけたものでも動作するはずです。

スターターキット
 初めて購入するなら、少し高めでもスターターキットを選んでおくと安心です。Raspberry Pi の本体もいろいろあって、それぞれに対応している周辺機器を購入するために調べるのは結構大変ですし、ちょっとした勘違いで対応していない製品を購入してしまうと、やっぱりもったいないですよね。やりたいことによって、スターターキットもどれを選ぶか変わってきます。本体も含まれているのか、といったところも要チェックです。液晶パネルつきは少し難易度が高いかもしれませんが、小型パネルも一緒に使いたいという用途でなら、選択肢としては「あり」だと考えています。

キーボード・マウス
*スターターキットに含まれていないこともあります。手元に余っているUSBキーボードやマウスがある人も多いことでしょう。USB対応のものがない場合は用意しておいたほうが良いでしょう。
 SDカードをLinuxでマウントして設定ファイルを編集すればSSHログインできるようにネットワーク設定ができるので、そういうことができるなら、キーボードとマウスは必要ないのですが、トラブル発生時の対応のしやすさを考えると、普通に使えるように用意しておいたほうが無難です。小型のものにこだわるか、他のマシンでも使える汎用的で安いものにするか、そのあたりは好みによります。トラブルシューティング時に使いたい場合はUSBのものを選んでおいたほうがよいでしょう。Bluetooth対応版はBluetoothアダプタが必要になったり、設定が必要なので、はじめから使いはじめるのは大変な場合があります。個人的には1000円前後の安いものを1つ用意しておけば良いと考えていますが、キーボードとマウスは人それぞれの好みがありますから、店頭へ行って実際のものをよく吟味して購入するのが本当はいいはずです。なお、ラズパイ本体にUSBポートが1つしかないものもあります。その場合はUSBハブも必要になります。

 ちなみに、シリコンキーボードというのもあります。丸めて持ち運べるのが便利です。使い勝手は良くないので、トラブルシューティング時や携帯用という割り切りが必要ですが、紹介しておきます。

電源
*スターターキットには普通含まれているはずですから、スターターキットを購入する場合は内容を確認して、そちらに含まれていない場合に購入しましょう。
 無線LAN機能を追加したり、USB機器を接続したり、電子部品をGPIOへ接続したりするなら、2A以上の電源を用意したほうが良いでしょう。対応電流量が小さいACアダプタだと安定稼働しないことがあります。USB連動ダップは、ラズパイから家電製品のオンオフをコントロールしたいときに利用できます。ラズパイをモバイル機器にしたいなら、モバイルバッテリーを使うと良いでしょう。こちらも用途によりますが、長時間の稼働が必要なら大容量のものを選ぶ必要があります。2A対応がいいのですが、消費電力が低いなら1Aのものでも大丈夫です。小型のものでも大抵は使えるはずです。

ラズパイ3用の電源は上記のものでも大丈夫ですが、下記の2.5Aのものがより良いです。

HDMIケーブル
*スターターキットには普通含まれているはずですから、スターターキットを購入する場合は内容を確認して、そちらに含まれていない場合に購入しましょう。
 テレビや、コンピュータ用ディスプレイに画面を出力するのに必要です。ラズパイ用のものでなくても、普通のHDMIケーブルで大丈夫なので、近くの家電で購入でも良いでしょう。

周辺機器
 WiFiアダプタ、カメラ、赤外線機器など周辺機器はいろいろあります。

WiFiアダプタ
 無線LANアダプタは、きちんと選ばないとLinuxでは動かなかったりします。ヤマダ電機などの家電販売店でも購入できるのはWLI-UC-GNM2で、1000円しないこともあり、手軽です。ただ、利用中に高熱になることもあるそうなので、長時間運用や本格的に使ってみたい人はPLANEXのものやEDIMAX N150が良いでしょう。AmazonだとEDIMAX N150が5000円近くでしたが、秋月電子だと1500円程度です。

カメラ
 カメラも気になるのではないでしょうか。専用のカメラモジュールは高速・高性能なので、静止画も動画も良いものが撮れます。性能にこだわりがなければ、USBカメラを使うという方法もあります。UVC(USB Video Class)という規格をサポートしているものなら、大抵使えるはずです。ここでは、LOGICOOLのC270を紹介しています。

USBハブ
 USB周辺機器を増やすとラズパイが不安定になることがあります。そういった場合は電源付きのUSBハブを利用しましょう。USB無線LAN、USBカメラ、USBスピーカーを全部つけたりすると必要になることがあります。電源が不安定になることはないけど単純に周辺機器の接続と解除を簡単にしたいということなら、バスパワーのUSBハブを用意するというのも「あり」です。USB2.0に対応していればいいので、いまなら安く購入できます。
 電源付きならこちら。

 バスパワーならこちら。

赤外線機器
 赤外線を使った機器には、カメラモジュール、赤外線モーションセンサーなどなど、いろいろあります。それぞれ用途によって使えるかどうか変わりますから、きちんと、どういったものなのかを確認してから購入するようにしましょう。公式のカメラモジュールは簡単に使えますが、他のものはドライバインストールが必要だったり、自分でプログラムを作成することが前提になっていることがあります。

ラズパイの書籍
 新しい情報が良いということであれば、ラズパイマガジンがあります。ムックでも新しいものを購入すれば良いでしょう。

 書籍は使っているラズパイのモデルに対応しているか確認をしてから購入が良いでしょう。基本がわかれば、ちょっとぐらいモデルが違っていても大丈夫でしょうが、超初心者だと難しいかもしれません。後、書籍は最新版への対応についてWebサイトで情報を公開していることがありますから、そちらも要チェックです。

プログラミング言語Pythonの書籍
 ラズパイの入門書だけでなく、プログラミング言語Pythonの書籍も用意しておくと文法について悩まなくて済みます。お値段もそこそこしますから、Pythonをどこまで使いたいかによって購入するものを決めると良いでしょう。