NetWalkerを買うならEeePCでUSB Ubuntu

まだ現物をみていないのですが、やはり、NetWalkerを買うならEeePCでUSB Ubuntu がいいような気がしています。NetWalkerのキーボードが使い物にならないらしいのですが、手元にあるシャープの電子辞書のキーボードと同じようなものなら、確かにタッチタイピングは難しいでしょう。USBキーボードはつけられますが、あのサイズの本体を開いて、USBキーボードとマウスをつけて使うというシチュエーションが思い浮かびません。そういう環境では、確実にノートパソコンを持っている状況です。とはいえ、無理やり考えてみると、EeePCのバッテリ切れ時に使う予備マシンとして持ち運ぶということはありそうです。キーボード入力は基本的にあきらめて使うとなると、とたんにかなり魅力がなくなります。

USBストレージとして使えて、他のPCに接続してUbuntu起動ができるなら、また評価が変わったのですが。その場合は、携帯マシン+メインデータストレージとすることができるので、使いようがでてきます。しかし、キーボードが使えないのでは、その用途には向きません。これでは、16GBのUSBメモリをメインデータストレージにした方がいい、という話になります。

また、個人的には小物のUSBキーボードやらminiUSB変換コネクタなどあるので、周辺機器を新しく買い揃える必要は無いのですが、実用的に使うためにはそういうものが必要だとしたらNetWalker分の金額だけでなく、それらも含めた費用を考えないといけません。ディスク容量についても、16GBのminiSDは必須でしょうし、それが5000円ほどです。そういったものをすべて総合して考えるとVAIOのtype-Pが視野に入ってきます。

ということで、結論としてはNetWalkerを買うなら、EeePCでUSB Ubuntuを起動して利用することにした方が、性能面でも価格面でも満足できそうです。USB Ubuntuを用意するのにそれなりの準備も必要ですが、5万円近く用意するよりは、手軽に試せるはずです。

さて、ここまで書きましたが、まだ実物をさわっていないので、実際のものを見て考えを変えるかもしれません。なんにせよ、「携帯できるLinux」というだけでわくわくしてしまう方なので…。使っていない小物が多いので慎重になってしまうのです。

追記)よく考えると、このマシンはインターネットにつながる電子辞書という位置づけで使った方がいいのではないだろうか。手持ちの電子辞書となら交換してもいいかも、と思っています。カスタマイズが必要そうですが、英辞郎とかEPWING系の辞書をminiSDへディスクイメージでいれて、ループバックマウントして簡単に使えるようにしてあげれば、そこそこいいものになる気がします。

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hiro345 ストア – NetWalker
hiro345 ストア – EeePC
hiro345 ストア – リュウド アールボードフォーケイタイ500U(USB) RBK-500U

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Smart-Pad

EeePCのタッチパッドには、Smart-Padの機能がついています。慣れると手放せない機能のようで、3本指や2本指でマウスジェスチャーをしたりショートカットを呼び出したりできるようです。

それで、自分のところでは、そういった高度な機能を使うことなく普通に使っているのですが、何かの拍子に虫眼鏡で画面が拡大されます。どういうタッチをすると、そうなるのか気になっていたのですが、本日判明しました。指を1本つけたまま、もう1本の指でポンポンと2回タッチするとできるようです。操作方法は、マウスのプロパティにあるElanTechのタブを表示すると、解説がついていました。使いこなせると、これは便利そうです。

Android SDK

久しぶりにAndroid SDKをさわって、EeePCへインストールしてみた。Eclipse + Android エミューレタがものすごく遅くて、これでは開発は厳しいと感じた。Androidエミューレタだけで動作させたらどうなるかも見てみたが、それでも遅くて厳しいと思った。Android開発にあたって、マシンはきちんと選ばないといけないようです。

CLIE + EeePC

バッテリーの持ちなどを考えると、この組み合わせが良さそうです。とりあえず将来のことを考えて、CLIE向けのソフトは仮想マシンで用意して、同様の環境をEeePCにも用意しておくことにしました。

まずはCDのバックアップです。Linuxマシンで dd コマンドを使ってisoイメージファイルを作成します。まずはインストールCDを挿入してから、mountコマンドでデバイスを確定します。次の例では /dev/sr0 (USB DVD)

$ mount | grep CLIE
/dev/sr0 on /media/CLIE_1 type iso9660 (ro,nosuid,nodev,uhelper=hal,uid=500)

イメージを作成します。

$ dd if=/dev/sr0 of=clie_1.iso

インストールCDの2枚目(辞書つきのCLIEにしかないかもしれません)も同様にしてイメージファイルを作成します。自分の場合は、BBeB Dictionaryとキーボードもあるので、それらに付属していたインストールCDもイメージファイルを作成しておきました。

$ dd if=/dev/sr0 of=clie_2.iso
$ dd if=/dev/sr0 of=clie_keyboard.iso
$ dd if=/dev/sr0 of=BBeB_Dic.iso

作成したCDイメージは仮想マシンでは簡単にマウントできます。EeePCで使うためには、マウントツールを別途用意する必要があります。ここでは、@IT:Windows TIPS — Tips:仮想CD-ROMイメージをマウントする(vcdrom.sys編)を使うことにしました。@IT:Windows TIPS — Tips:仮想CD-ROMイメージをマウントする(DAEMON Tools編)で紹介されているものは期間限定の無償版がありますが、ずっと使いつづける場合は製品購入が必要だからです。(*追記:その後の調べで、Light コマーシャル版だと、非商用利用に限り無償だということが判明しました。)

ということで、MSDN Subscriptions FAQ: Subscription benefits, access, licensing, more | MSDN Subscriptionsのページの「Mounting ISO files virtually」の項にある[Virtual CD-ROM Control Panel for Windows XP]からツールをダウンロードしてインストールしました。手元では結構いい感じに動作しています。

ネットワーク経由にするので、仮想マシンはブリッジ接続でLANへつながるようにしておきます。仮想マシンを起動したら、CDイメージをマウントして、次のソフトをインストールします。CLIE Palm Desktopをインストールした時点で本体とHotSyncをします。なお、ユーザ名に日本語を使っていると問題が出る場合があるらしいので、英数を使っておきました。HotSyncができたら、CLIE Organizer for PCをインストールして、必要なものをPC, CLIEへインストールするだけです。

  1. CLIE Palm Desktop
  2. CLIE Organizer for PC

ネットワークを使ってクリエ本体とWindowsXPとのHotSyncするためには、WindowsXP側のHotSyncの設定で、対応をする必要があります。

WindosXPの設定

  • アイコントレイの HotSync アイコンをクリックして、ネットワークにチェックを入れる。
  • [起動/接続設定]の[ネットワーク]タブで、実際に HotSync したいユーザーにチェック
  • [TCP/IP の設定]で、IPアドレスとコンピュータ名を確認する。
  • [サブネットマスク]を指定(255.255.255.0)

CLIEの設定

  • [プライマリコンピュータの設定]から指定
  • [プライマリコンピュータ名]に、「!!」を入力(この値は変更しない)
  • [プライマリコンピュータのアドレス]に、確認した値を入力
  • [サブネットマスク]を指定(255.255.255.0)
  • [モデムHotSyncの設定]でネットワークを選択
  • HotSync 画面で、モデムを選択、サービスは Wireless LAN を選択
  • 電話番号は入力しない。

うまくできない場合は、「第1回:「クリエ」の HotSync トラブルをまるごと解決!」を参考にするといいでしょう。

最終的にインストールしたのは、下記です。

  1. SonicStage(CD同梱)
  2. BBeB Dictionary Viewer(CD同梱。ただ、PC版については仮想マシンから使うにはいろいろと面倒そう)
  3. PEGA-KB100(キーボード用ドライバ)
  4. Adobe Reader 9(CD同梱版が古いバージョンだったため)
  5. QuickTime7 (ImageConverterに必要)
  6. ImageConverter (CLIEユーザ用でWebサイトからダウンロードしてあったもの)

調べている途中でVistaでもCLIEが使えるという情報があるのに気がつきました。面倒なので仮想マシンやEeePCを使いますが、参考までにメモをしておきます。USBでのHotSyncもできるようにするには、次のようにいろいろと工夫が必要なようです。ネットワークを使ったHotSyncや赤外線でのHotSyncでよければ、ここまでしなくてもダウンロードしたCLIE Palm Desktop 4.1をインストールするだけで良いようです。

  • Palm Desktop: all versionsから英語版Palm Desktop 4.1.4eをインストールし、USBドライバフォルダをコピー後アンインストール。
  • 「CLIE Palm Desktop Ver.4.1」のご案内
    で配布されているCLIE Palm Desltop 4.1をインストール。このバージョンはUSBドライバのインストールが別になっているので、Vistaへのインストールが簡単にできるそうです。CLIE付属CDはUSBドライバのインストールをしようとするので、そこで問題が発生するようです。
  • CLIEをUSBに接続して、先ほどコピーしたドライバ(英語版Palm Desktop 4.1.4e付属のもの)を指定
  • 未確認ですが、Palm Desktop 6.2 and HotSync Manager (Windows)はPalm OS 3.x – 4.xまで互換があるようで、しかもVista対応らしいのでこちらに付属のドライバを使った方がいいかもしれません。