CLIE復活

とりあえず、いろいろと設定が終わって、CLIEは完全復活したといっていい状態になりました。すばらしいです。メモ帳も使えます。とはいえ、やはりいまやノートパソコンに使い慣れてしまい、いろいろな情報を確認したり、調査したり、といったことをするには、単機能のメモ帳が使えるというだけでは充分にはいかないかもしれません。

パソコンを使っているときにたまに処理まちになることがあるのですが、そういったときに発生する細かい時間にちょっと使えるようにスタンバイさせておくというのが正解ではないかと考えています。

ATOKについては、知らなかったのですが、ATOK設定を有効にしないと利用できないのですね。最初、ATOKが有効になっていないまま、カタカナ変換はどうするのか調べていて、ちょっと苦労しました。ATOKのおかげで随分楽になりました。

実は、キーボードはBackSpaceの調子がいまひとつだったので、ちょこっと分解をしてみたら、部品がひっかかっていたようなので、とりはずしてしまいました。とりあえず調子がよくなったのですが、この部品はとりのぞいたままで本当にいいかどうか疑問です。ま、いいか。

CLIE WirelessネットワークカードのMACアドレス確認手順

CLIEのワイアレスネットワークのMACアドレスを確認する方法です。

1. [環境設定]を起動
2. [ネットワーク]を指定
3. [サービス]のプルダウンで[ワイヤレスLAN]を選択
4. [詳細]を指定
5. メニューを表示して、[接続状態]を指定

こうすると、[接続状態の表示]に[MACアドレス]が含まれています。

m4aからmp3ヘの変換

アップル – iTunesを使うと、m4a形式のファイルをmp3へ変換できます。逆も可能です。メニューの[詳細]をひらくと[mp3バージョンを作成]といった項目があるので、曲を選んでから指定するとmp3バージョンが作成できます。

ここでmp3からm4a形式へ変換したい場合は、下記のようにします。すると、[詳細]をひらいて[AACバージョンを作成]が使えるようになり、mp3からm4aへ変換できるようになります。

  1. [編集]-[設定]を指定
  2. 表示される画面で[一般]タブを指定し、[インポートの設定]ボタンをクリック
  3. [インポートの形式]で[AACエンコーダ]を指定

なんでこんなことを調べているかというと、CLIEの音楽プレーヤへ持っていくのにあたり、mp3への変換が必要だからです。CLIEへ持っていくにはSonicStageを使うのが便利なので、オリジナルはiTunesで管理して、CLIEへ持っていくときだけSonicStage経由にしようかと考えています。ボタン一発というわけにはいかないので面倒といえば面倒ですが、どうせそんなにたくさんストックして持ち歩こうとおもっているわけではなくて(PCにストックされていて、PCも結局よく持ち歩いているからストックを持ち歩くという必要性はCLIEには要求されない)、よく聴くものだけ選曲して入れておこうと思っているので、これで十分役に立つと思っています。

CLIE + EeePC

バッテリーの持ちなどを考えると、この組み合わせが良さそうです。とりあえず将来のことを考えて、CLIE向けのソフトは仮想マシンで用意して、同様の環境をEeePCにも用意しておくことにしました。

まずはCDのバックアップです。Linuxマシンで dd コマンドを使ってisoイメージファイルを作成します。まずはインストールCDを挿入してから、mountコマンドでデバイスを確定します。次の例では /dev/sr0 (USB DVD)

$ mount | grep CLIE
/dev/sr0 on /media/CLIE_1 type iso9660 (ro,nosuid,nodev,uhelper=hal,uid=500)

イメージを作成します。

$ dd if=/dev/sr0 of=clie_1.iso

インストールCDの2枚目(辞書つきのCLIEにしかないかもしれません)も同様にしてイメージファイルを作成します。自分の場合は、BBeB Dictionaryとキーボードもあるので、それらに付属していたインストールCDもイメージファイルを作成しておきました。

$ dd if=/dev/sr0 of=clie_2.iso
$ dd if=/dev/sr0 of=clie_keyboard.iso
$ dd if=/dev/sr0 of=BBeB_Dic.iso

作成したCDイメージは仮想マシンでは簡単にマウントできます。EeePCで使うためには、マウントツールを別途用意する必要があります。ここでは、@IT:Windows TIPS — Tips:仮想CD-ROMイメージをマウントする(vcdrom.sys編)を使うことにしました。@IT:Windows TIPS — Tips:仮想CD-ROMイメージをマウントする(DAEMON Tools編)で紹介されているものは期間限定の無償版がありますが、ずっと使いつづける場合は製品購入が必要だからです。(*追記:その後の調べで、Light コマーシャル版だと、非商用利用に限り無償だということが判明しました。)

ということで、MSDN Subscriptions FAQ: Subscription benefits, access, licensing, more | MSDN Subscriptionsのページの「Mounting ISO files virtually」の項にある[Virtual CD-ROM Control Panel for Windows XP]からツールをダウンロードしてインストールしました。手元では結構いい感じに動作しています。

ネットワーク経由にするので、仮想マシンはブリッジ接続でLANへつながるようにしておきます。仮想マシンを起動したら、CDイメージをマウントして、次のソフトをインストールします。CLIE Palm Desktopをインストールした時点で本体とHotSyncをします。なお、ユーザ名に日本語を使っていると問題が出る場合があるらしいので、英数を使っておきました。HotSyncができたら、CLIE Organizer for PCをインストールして、必要なものをPC, CLIEへインストールするだけです。

  1. CLIE Palm Desktop
  2. CLIE Organizer for PC

ネットワークを使ってクリエ本体とWindowsXPとのHotSyncするためには、WindowsXP側のHotSyncの設定で、対応をする必要があります。

WindosXPの設定

  • アイコントレイの HotSync アイコンをクリックして、ネットワークにチェックを入れる。
  • [起動/接続設定]の[ネットワーク]タブで、実際に HotSync したいユーザーにチェック
  • [TCP/IP の設定]で、IPアドレスとコンピュータ名を確認する。
  • [サブネットマスク]を指定(255.255.255.0)

CLIEの設定

  • [プライマリコンピュータの設定]から指定
  • [プライマリコンピュータ名]に、「!!」を入力(この値は変更しない)
  • [プライマリコンピュータのアドレス]に、確認した値を入力
  • [サブネットマスク]を指定(255.255.255.0)
  • [モデムHotSyncの設定]でネットワークを選択
  • HotSync 画面で、モデムを選択、サービスは Wireless LAN を選択
  • 電話番号は入力しない。

うまくできない場合は、「第1回:「クリエ」の HotSync トラブルをまるごと解決!」を参考にするといいでしょう。

最終的にインストールしたのは、下記です。

  1. SonicStage(CD同梱)
  2. BBeB Dictionary Viewer(CD同梱。ただ、PC版については仮想マシンから使うにはいろいろと面倒そう)
  3. PEGA-KB100(キーボード用ドライバ)
  4. Adobe Reader 9(CD同梱版が古いバージョンだったため)
  5. QuickTime7 (ImageConverterに必要)
  6. ImageConverter (CLIEユーザ用でWebサイトからダウンロードしてあったもの)

調べている途中でVistaでもCLIEが使えるという情報があるのに気がつきました。面倒なので仮想マシンやEeePCを使いますが、参考までにメモをしておきます。USBでのHotSyncもできるようにするには、次のようにいろいろと工夫が必要なようです。ネットワークを使ったHotSyncや赤外線でのHotSyncでよければ、ここまでしなくてもダウンロードしたCLIE Palm Desktop 4.1をインストールするだけで良いようです。

  • Palm Desktop: all versionsから英語版Palm Desktop 4.1.4eをインストールし、USBドライバフォルダをコピー後アンインストール。
  • 「CLIE Palm Desktop Ver.4.1」のご案内
    で配布されているCLIE Palm Desltop 4.1をインストール。このバージョンはUSBドライバのインストールが別になっているので、Vistaへのインストールが簡単にできるそうです。CLIE付属CDはUSBドライバのインストールをしようとするので、そこで問題が発生するようです。
  • CLIEをUSBに接続して、先ほどコピーしたドライバ(英語版Palm Desktop 4.1.4e付属のもの)を指定
  • 未確認ですが、Palm Desktop 6.2 and HotSync Manager (Windows)はPalm OS 3.x – 4.xまで互換があるようで、しかもVista対応らしいのでこちらに付属のドライバを使った方がいいかもしれません。

CLIEの設定

とりあえず設定した内容

  • ホームを表示した状態でメニューを開き、[環境設定]を選んで[アイコン(大)]のチェックをはずす
  • ホームから[環境設定]を起動し、[ネットワーク]を選び、[サービス]に「ワイアレスLAN」を指定。[詳細]を設定。接続確認
  • ワイアレスLANのプロファイルとしては自宅用のアクセスポイントを利用するものと、EeePCとアドホック接続をするものを用意
  • 高度な設定無線LANの設定が省電力モードになっていたので、安定した通信をするために、解除しました。消費電力が大きくなってしまいますが、仕方ありません。
  • ATOKを有効化

CLIE PEG-TH55のハードリセットの方法

CLIE PEG-TH55のバッテリがへたってきたので、交換をしようと考えています。バッテリー交換サービスを使うとよさそうです。バッテリがあれば、それなりに使えるツールなので、遊んでみようということなのですが、これまでもあまり遊べていないので微妙な感じはしないでもありません。昔は、アラーム機能をよく使っていたのですが…。

それで、バッテリは結構簡単に抜けるのですが、ちょっと試しにぬいてみたところ起動しなくなってあせりました。あわててハードリセットの方法を調べて、リセットしました。いくつかデータが消えましたが、まぁ大切なものは残っていなかったはずなのでよしとします。

[操作手順]
1. クリエ本体の電源スライドスイッチを POWER 方向にスライドさせたままにします。
2. 本体の下の方にあるリセットボタンの穴をゆっくりと押します。
3.「Palm」のロゴ画面が表示された3秒ほど待ってから電源スライドスイッチを離します。
4.「データをすべて消去しますか ?」という確認メッセージが表示されたら、本体の裏側にあるハードウェアボタンの左 (←) ボタンを押します。

ということで、勢い余ってバッテリとバッテリチャージ用USBを購入することにしました。もうじきCLIE復活!の予定。下記のようなページもあり、昔はこういう感じでインターネット上にフォーラムを作っていると、いろいろなところからひとが集まってきて楽しかったよなぁ、というのを思い出しました。昔といっても5年も経ってないんですが、時代は変わってしまって…

ソニ☆モバ 【SO☆MO】 – ソニー&モバイルガジェット好きのつぶやき
クリエ PEG-TH55 FAQ & TIPS