クラウドサービスの正しい使い方

クラウドサービスの正しい使い方はどういったものになるでしょう。あまりたくさんの情報をクラウドへ預けるのは危険な気がしますが、クラウドへ預けることになったことが理由で従来携帯電話やPDAへ保存していたような情報を持ち歩けなくなるというのも、もったいない気がします。
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Cloud

Googleのクラウドについて、特集をテレビでやっていました。超整理術とかで有名な野口先生も出演していました。「Googleのようなクラウドコンピュータを提供する会社を銀行と同じように考えてもらえばいい」といった話がでていて、わかりやすい例だと思いました。お金をどこに預けるか、というのは趣味の問題でもありますが、「貧乏人は銀行へ預けてお金を安全に保管」し、「金持ちは銀行へ預けて利子をたくさんもらう」し、「銀行は預かったお金を運用して利益を得る」ということになるわけですが、「個人データはGoogleへ預けて安全に保管」し、「大量データをもつ人はGoogleへ預けてなんらかの対価をもらう」し、「Googleは預かったデータを使って広告表示をうまくコントロールして利益を得る」といった対応で考えると、どういった状況になるのか想像がつきます。

そういう意味では、日本が本当に情報技術で立国しようと思うなら、「公共のクラウドサービス会社を設立して、そこへ国民の全データをぶちこみ、このデータを解析して得られる情報を誰かへ高く売りつける、国内では無償で使える、といったことを5年以内に実現する」ぐらいのことは考えるべきなんだろうと思う。同時に、銀行が公共性の高いものとして保護されているわけだから、クラウドサービス会社に対しても同じようにするべきかもしれない。同等の保護をクラウドサービス会社に対して行うと同時に、法律で行動を強く制限する必要があるのだろう。

国立で巨大なデータセンタを作ってみたらすごいことができそうな気がするけど、なぜ大学の先生たちはそういうものを作ろうとしないのだろう。スーパーコンピュータを作って処理演算能力を極めるのもいいけど、超大容量のデータを扱えるシステムを作ることもすごいことだと思うのだが。

と、ちょっと思った。