いまどきのアプリはレイアウトにこだわらないとね

「いまどきのアプリはレイアウトにこだわらないとね」ってことで、書籍紹介。昔からUIは難しいねぇ、という話があるわけですが、難しいから考えないというわけにもいきません。

UIの中でも、コンポーネントの配置を決めるレイアウトについての知識は必須で、設計、実装の両方の知識がないと、使いやすいインタフェースを用意することはできませんから、デザインができるだけでも、実装のための知識を持っているだけでも駄目です。実装できないデザインは意味がありませんし、実装するデザインがないとそれも意味がありません。

そうすると、デザインと実装と両方をカバーする書籍というものが必要になってきて、ニーズがあると出版されてくるわけです。実際のところ、自分はデザインについてはできないのですが、知識としては知っていないと他の人に欲しいデザインがどんなものかのイメージを伝えることができませんし、実装による制約がどうデザインに影響があるかも知らないと採用するしないの判断ができないので、読んでいます。

「ウェブレイアウトの教科書」は、レイアウトの紹介やHTML5+CSS3時代の実装方式の解説などが充実していて勉強になります。アプリの実装やCSS3を技術的視点から追いかけていると、どうしてもデザイン系の情報を追いかけるところまで出来ないので、こういったまとめ本をたまに読んでデザイナー視点も持てるようになるのに役立ちます。

Android Layout Cookbook は、デザイナーさんだと読めないかもしれませんが、開発者なら「お、なるほど」と思いながら読むことができるはずです。単なるAndroidアプリの実装ではなく、デザインを意識した開発、ということで役に立ちます。何でも自分でやってスモールスタートアップを目指すAndroidアプリ開発者にとっては、非常にありがたい書籍でしょう。UIで悩んだら、眺めて考えを整理するとか、実装で行き詰まったら開いてみるとヒントがでてくるはずです。

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