Nextcloud+カレンダーアプリを使ってみたいなら日経Linux 2019年3月号を読もう!

日経Linux編集部より「日経Linux 2019年3月号」をいただきました。ありがとうございます。

さて、自分は「ラズパイで楽しむLinuxライフ」の執筆を担当させていただいて、「NextcloudのカレンダーをPythonと連携させよう」というタイトルでNextcloudのインストール、アップデート方法、他のLinuxからのマウント方法について紹介しています。目次は「日経Linux 2019年3月号 – 日経トレンディネット」にあります。


「NextcloudのカレンダーをPythonと連携させよう」では、Nextcloudにカレンダーアプリをインストールして、Pythonアプリから利用する方法を紹介しています。カレンダーアプリとPythonアプリを連携させるには、datetime・icalendar・caldavパッケージなどについて理解する必要があるので、これらについても解説をしています。タイムゾーンの扱いをするところがなかなか難しいので、ある程度の割り切りが必要です。

icalendarやcaldavのパッケージについて説明をしている記事はあまり見かけないので、カレンダーアプリとの連携をする機能を実装してみたいと考えている人には価値があると考えています。時間の予約や記録は単体で実装しようとした時、簡単なものはすぐにできますが、必要な機能を全部となると意外と手間がかかります。カレンダーアプリに任せてもいい部分はicalendarやcaldavで実装して連携させることを考えた方が良いはずです。

ということで、Pythonを使ったカレンダーアプリの開発に興味があるなら、日経Linux 2019年3月号はお買い得ですよ!

他にも面白い記事がいくつもあるので、簡単に紹介をしておきます。

「【特集1】Linuxの始め方完全ガイド2019」は社会人の新人さん向け特集。「会社に入る前にLinuxも使えるようになっていたほうがいいよ!」というアドバイスを誰かにもらったなら、手始めに読んでみると良いでしょう。まぁ、この時期は理系だと卒論の追い込みで忙しくて余裕はなさそうですけど、文系でIT系企業に就職内定が決まっていてLinuxが関係しそうな部署に配属希望を出している人とかが対象になるのでしょうかね… まぁ、大学3年生とか、高校2年生とかでも興味があるなら新学期が始まる前に手にとって眺めてみてもらいたいところです。

「【特集2】泥棒が開錠寸前? 自宅ルーターをLinuxで再現」はセキュリティまわりの話ですね。ルーターは内部で組み込みLinuxを採用していることも多く、そういったルーターを使っている場合に、どんな問題が起きる可能性があるかを知るのに役立ちます。ファームウェアを最新にするよう日頃から意識が必要だということがよくわかるはずです。

「【特集3】なぜ危ない?どうやって直す? Windows & Ubuntu デュアルブートの研究」は、ちょうど知りたいと思っていた内容です。「2018年12月版 USBメモリ起動のLinux(Ubuntu18.04)をWindows10マシンで作成する方法 | hiro345」でも紹介していますが、ブートの仕組みも最近はUEFIが使われるようになってきていて、知っておいたほうがよい事項が変わってきています。いまのところデュアルブートマシンはないのですが、USBメモリで起動するマシンはあって、そのUSBメモリを作成するには、この記事で解説されている内容は参考になります。

あと、「【特集4】みんなのラズパイコンテスト2018 受賞した30作品を一挙紹介」もラズパイマガジンを購入している人はそちらで読んでいるかと思いますが、日経Linuxしか読んでいない場合はラズパイのいろいろな使い方に驚くかと思います。Linuxの利用方法についてアイデアが広がります。

さて、いつものとおり、ラズパイ関連商品を紹介しておきます。

同じタグの記事: CalDAV
同じタグの記事: iCalendar
同じタグの記事: Nextcloud
同じタグの記事: Python
同じタグの記事: 日経Linux
同じカテゴリの記事: Article
同じカテゴリの記事: Book
同じカテゴリの記事: Linux