「プロになるJava」を購入しました。最近の Java プログラミングについての知識をアップデートすることが第一の目的です。また、家族がプログラミングに興味を持っているので参考図書として推薦できそうだと思っています。
最近は TypeScript や Python をよく使っていて、ちょっとだけ Go とか、PHP とかをさわる感じでいます。Java の Web アプリはメモリ確保が事前に必要でリソース要求が高い印象があって、最近はあまり使っていません。担当している部分が、がっつりとしたシステム開発というわけでもないというのもあります。
API ベースでの開発が多く、サーバーサイドは Node.js や Go の方がいいかなぁ、という感じ。Web インタフェース部分は TypeScript (React や Next.js) を使うことが多く、Java を使って新しいシステムを開発するという場面は、自分の周りでは少なくなっています。
とはいえ、過去の Java で実装した Web アプリの資産もあったりするわけで、Java 17 や Spring Boot などでのプログラミングについては知識が必要なので、今回評判が良い本書を読んでみようと思いました。
まだ、ざっくりと読んでみただけですが、初心者向けに気を使ってオブジェクト指向プログラミングも含めたプログラミングについて解説をしているという印象です。「伝わるのだろうか」と思う表現も若干あるような気もしましたが、このあたりは好みの部分だろうという程度です。
Java だとクラス、インタフェース、ラムダ式、アノテーションあたりの解説が必要で、量も多くなりがちです。データベースを利用する Web アプリも含めての解説となると、基礎編と応用編に分けるという構成にする書籍も多くあるなかで、1冊にまとめてあって、ありがたいです。分量が少ない分、基本的な部分しか解説はありませんが、そこを知った上で次の書籍を選択すれば良いので、お得感があります。
少し意外だったのは GUI アプリについても紹介している点でした。JavaFX は環境構築、実行環境用意が今は少し面倒なんですかね。標準でついている Swing を使ったプログラミングについての解説になっていました。
IDE は IntelliJ IDEA が採用されています。IDE とはどういうものかというのも本書で学べるので、ありがたいですね。IDE には大規模なソフトウェアの開発に便利な機能がたくさんあります。個人開発時に必要な機能も充実しているので、慣れておくのは良いと思います。なお、Android アプリの開発では Android Studio という IntelliJ をベースとしている IDE がよく使われているので、この IDE の使い方を知っておくと、Android アプリ開発時に覚えることが少なくて済みます。(最近の Android アプリの開発では、Java はまだまだ使われているのですかね? よく知らないのですけど… Kotlin や Flutter/Dart なんですかね。)
ちなみに、個人的には、最近は Visual Studio Code (VS Code) を使うことが多いので、入門向けの Java プログラム程度なら、VS Code で良い気もしていますが、環境構築の難易度や関連ドキュメントの充実度がどうなっているのか、といったあたりを知らないので「これを機会に少し調べてみようかなぁ」と考えているところです。
ということで、「プロになるJava」の初見の感想でした。まだ、「このあたり、どう解説しているのか」と興味のあるところをつまみ読みをしただけですが、印象は良いです。全部を順番に読む時間が取れるかはわからないのですが、ざっと流し読みはしてみようと思っています。自分としては、3000円の価値はあると感じています。