React, Next.js 開発について知りたいなら日経Linux 2022年1月号を読もう!

日経Linux編集部より「日経Linux 2022年1月号」をいただきました。ありがとうございます。いただいてから、ちょっと時間が過ぎてしまいました…

さて、自分は特集1の『使えるLinuxサーバー構築のすべて』の Part6 「今どきの Web アプリを体験」の執筆を担当させていただきました。目次は「日経Linux 2022年1月号|日経Linux」にあります。

Part6 では UI レンダリング用のライブラリとして React を採用しているフレーム Next.js について解説をしています。Next.js はサーバーサイドでの静的ファイル生成、動的なレンダリング機能を持ちます。Node.js アプリとしてサーバーで動作させるのですが、クライアントレンダリングをする React アプリを含めることも出来るので、サーバーサイド・クライアントサイドの両方で共通のコードを使うことができるため、効率良い開発ができます。

Web アプリ開発の流行は追いかけていないと、すぐに置いていかれる分野なので、こういったアプリの開発をたまにはチェックしたいと思う読者の皆さんも多いことでしょう。「TypeScript、React は聞いたことがあるけど、使ってみたことはない」という人で興味があるなら読んでもらえると満足していただける内容になっています。

Next.js はサーバーサイドレンダリングが一番の魅力的な機能なので、コンテンツの編集機能については別途 Headless CMS を用意するというパターンが多いです。今回は簡単な編集機能も Next.js で提供するため、API と React を使ったクライアントサイドレンダリング用のサンプルページも含めています。Next.js の紹介だけなら、モック用の JSON ファイルを用意して更新・削除系は説明だけという手もあったのですが、こういったアプリを趣味で作るにしても、編集機能は必要だろうと考えて入れてあります。

ちなみに RDB を使ってデータ管理をすることもできるのですが、今回はそこまではせずにファイルシステムを使っています。そのため、大量のデータを同時に扱うような場合は管理がしきれなくなります。実用性の高いアプリを作る場合は、RDB の利用をすべきですが、個人で使う趣味のレベルでなら、並行処理や同期処理などについては深く考える必要はないので、ファイルシステムを使うような手軽な実装を使って理解を深めたほうが適しています。また、プログラミングに詳しい人は RDB についてよくわかっているはずで、そういった人であれば理解をした上でソースコードの実装を見れば、RDB を使ったデータ管理へ置き換えるのは難しくないはずです。

いずれにせよ、短時間で Node.js, TypeScript, React, Next.js についてまとめて知識をアップデートすることができる内容となっていますので、この分野に興味のある方は、是非読んでもらえればと思います。

さて、ここで、今号の特集も次のように、どれも面白そうな内容です。Web アプリ開発以外でも気になる内容があるようでしたらチェックしてみてはいかがでしょうか。

  • 特集1 サーバー公知木のすべて
  • 特集2 Ubuntu 21.10の魅力
  • 特集3 Windows11 Linuxから見た困りごと総点検
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