2022年の自分用のパソコン関連予算を考えてみる

2022年の自分用のパソコン関連予算を考えてみることにしました。自宅でのコンピュータシステムの環境を整備しつつ、毎年どれぐらいのお金をかけて維持していくのがいいのか気になっています。

いろいろな OS に興味があるので、Windows、macOS、Linux、Raspberry Pi OS が動作するマシンが欲しいところです。インターネット接続が必須となりますが Chrome OS が動作するマシンについても興味があります。ChromeOS であれば Android アプリが動作するので Android 系のタブレットの代わりに ChromeBook を購入するのは良い選択だと考えています。

マシンはサーバ用、デスクトップ用、メインのノートパソコン、サブのノートパソコン、学習用マシン、娯楽用 2in1 パソコンがあると便利です。数が多いようにも感じるかもしれませんが、これぐらい用意してあれば、1台ぐらいが使えなくなっても生活や仕事に大きな影響がでません。使えなくなる状況というのは、故障、OS アップデート時の不具合、マシン更新といったときに発生します。ハードウェアの故障は突然起きますが、計画的にマシンの更新をしておけば、経年劣化による故障トラブルへの対応が必要になることは少ないです。

CPU は Intel 系、AMD 系、ARM 系があるので、用途に応じて選択が必要です。最近は 64bit CPU のものが一般的です。ただし、2in1 のパソコンだと 32bit CPU のものもあります。仮想マシンを動作させたい場合は VT 対応の CPU が良いですが、値段が高くなります。サーバ・デスクトップ用途なら VT 対応の CPU にするのが良いです。ノートパソコンについては仮想マシンを使えるものにするとコストパフォーマンスがどうしても悪くなるのでメインで使うもの以外は可能なら VT 対応にするという程度で良いと考えています。

メモリはサーバ・デスクトップ用途なら32GB、ノートパソコンなら 16GB、2in1 のタブレットにもなるものなら 4GB から 8GB 程度、というのを自分は目安にしています。

サーバ用とデスクトップ用は Linux マシンで GUI を有効にします。更新は4年単位を基本として、タイミングを2年ずらせば、ハードウェア更新時も楽です。ハードウェア更新時のダウンタイムを出来るだけ短くするために仮想マシンを有効に活用します。サーバ用のマシンとデスクトップ用のマシンは、どちらかが故障したときに置き換えができるようにするために、GUI を有効にして OS をインストールします。機能や用途に応じて仮想マシンを用意して使うようにします。そうすると、マシン更新時にはホストマシンの OS と仮想マシン用ソフトウェアの設定をするだけで移行作業が完了します。

ノートパソコンは高度な電源管理が必要なので、市販の製品では最初からインストールされている Windows や macOS で最適化の設定がされていることが多いです。デスクトップマシンと比較すると基本性能に対しての値段が高くなります。ディスプレイ・キーボードがついているので当然です。サーバとデスクトップ用には Linux としましたから、ノートパソコンは Windows マシンと macOS マシンの組み合わせにするのが良いでしょう。Microsoft Office のデータを扱うことがあるので、手元には Windows マシンを 1台は用意しておきたいところです。Windows でしか動作しないアプリもあるので、そういったものを使うためにも必要です。iOS アプリを開発したり、iOS デバイスを利用するには macOS マシンは 1台用意しておく必要があります。どちらをメインとするかは、どちらをよく使うのかで変わります。

メインのノートパソコンは、仮想マシンや docker が動作できる比較的高性能なマシンが良いです。外部ディスプレイへも接続して使うことも考えて良いでしょう。予算に余裕があるなら高性能なマシンにして VirtualBox という仮想マシン用のソフトウェアを使って Linux をゲストマシンで動作させます。こうすると Windows + Linux、もしくは macOS + Linux の環境が用意できます。最近の Windows であれば WSL が使えるので、それを使っても良いです。macOS だと [lima](https://github.com/lima-vm/lima) を使っても良いです。

仮想マシンだとハードウェアの性能を出しきれないので、USB ブートで Linux を動作させるという選択肢もあります。macOS マシンでも可能ですが、ソフトウェアは Intel/AMD 系 CPU の方がサポートされていることが多いので Intel/AMD 系の CPU で動作する Windows マシンの方が良いでしょう。内蔵の SSD/HDD へ Linux をインストールしてデュアルブートにするという方法もありますが、ハードルが高く、かつ、手間がかかります。USB ブートの方がノートパソコンの内蔵 SSD/HDD への影響を最低限にすることができるので安心です。

こちらは2年単位で更新、タイミングを1年ずらします。サーバ・デスクトップのマシンの更新タイミングとは1年ずらすのが理想的ですが、予算面で厳しいこともあるでしょうから、4年単位で更新、タイミングを2年ずらすとしても良いでしょう。

学習用マシンは、Raspberry Pi が良いです。パソコンのハードウェアの基本や OS の基本機能を理解したり、電子回路と組み合わせたデバイスのプロトタイプを作るには Raspberry Pi は便利です。ちょっとしたサーバの試用をするにも適しています。場所も取りませんし、OS も microSD カードを替えるだけで変更できるという手軽さです。Raspberry Pi 4B の 8GB メモリ版が 1 万円しないというコストパフォーマンスの良さもあります。ここまで使ってきたマシンの再利用というのでも良いのですが、電子回路と組み合わせるというのは難しいです。Raspberry Pi は頑張れば単体でセットアップから利用まで出来ますが、キーボード・マウス・モバイルディスプレイも一緒に用意しておいた方が良いです。キーボード・マウスは・モバイルディスプレイはパソコンでも使えるようなものを用意すると良いでしょう。

娯楽用 2in1 パソコンは、Chrome OS か Windows か iOS のマシンのどれかにします。タブレットサイズのマシンが欲しいところなので、あげてあります。いろいろな OS を使えるようになるということを考えつつ、用途が他と被らないようにとなると、Chrome OS マシンにしておくのが良さそうです。

デバイスは Android、iOS が動作するスマートフォン、タブレットがあると、Web アプリやモバイルアプリの動作確認がしやすくなるので持っておきたいところです。最近は IoT の分野も賑わっているので、その辺りについて学習するにはマイコンボードの Raspberry Pi Pico、Arduino、micro:bit もあると良いです。マイコンというと PIC というものも人気があるので使える環境を用意しておくと良いです。

サーバ・デスクトップ用のマシンについては UPS も用意して電源断への対策もします。十分な容量のバックアップ用 USB HDD も用意します。NAS にしないのは、常時バックアップをするわけでもないのと、転送時にネットワーク負荷が高まったり、かかる時間が長くなったりするからです。USB 接続のバックアップの方が高速ですし、必要な時だけ電源を入れて使うということで良いと考えています。

ディスプレイは4年単位か5年単位で更新がいいでしょうか。いまのところマルチディスプレイにして、モニターアームを使って設置しています。

以上のことを考えつつ大雑把な見積もりをしてみると、結構な費用がかかってしまいますね。毎年50万円くらいはかけたいところで、そうなると毎月4万円程度といったところでしょうか。細かい周辺機器や書籍なども含めて考えると毎月5万円相当は見ておかないといけないということになりそうです。

うーん。通信費やクラウドサービス利用の費用はこれとは別にかかりますから、もうちょっと考えないといけないかなぁ

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