Raspberry Pi でタイムラプス動画を生成するなら日経Linux 2019年11月号を読もう!

日経Linux編集部より「日経Linux 2019年 11月号 」をいただきました。ありがとうございます。

さて、自分は「ラズパイで楽しむLinuxライフ」の執筆を担当させていただいて、「コマ撮り写真で作るタイムラプス動画」というタイトルでラズパイでタイムラプス動画を生成する方法について紹介しています。目次は「日経Linux 2019年12月号 – 日経トレンディネット」にあります。

「コマ撮り写真で作るタイムラプス動画」はもともとはcronの機能を使ったアプリの自動起動方法を紹介する内容で企画したもので、具体的にどんな場面でcronを使うのかを考えてみたときに、こういうタイムラプス動作の生成で役に立つということで記事にしました。昼間に画像を蓄積して、夜中に動画を自動生成するというシチュエーションでの設定方法や、どんなプログラムを用意すれば良いかを解説しています。

センサーと連携させて写真を撮影する時間を調整するといったこともできるので、人感センサーを使おうと思ったのですが、回路を追加したりすると分量が多くなるので、USBメモリーの抜き差しでON、OFFの切り替えをする例を紹介しています。ラズパイで人感センサーを使う例は、そこそこ紹介例があるので、逆にこういったものの方が珍しくて興味を引いてもらえるかもしれません。ちなみに、udevの監視機能を使ってON、OFFというのもできたはずですが、記事では普通にシェルコマンドを使って確認する方法にしてあります。応用範囲がそちらの方が広いと考えたからです。

さて、他の特集も読み応えがあります。「2019年度版 Linuxでできること78」は恒例のものです。時代の変化とともにコンピュータで出来ることが増えているため、「Linuxでもできたらなぁ」というものも増えています。そういったもののうち、現時点で出来るようになっている物は何かを確認するのに役立ちます。「マンガがさくさく読める」とか、電子書籍が出る前はありませんでしたが、最近はニーズがありますよね。

「古いWindows7マシンを最新Linuxで復活しよう」という特集は、個人的にはあまり古いマシンというのを再利用しようと思わないのですが、最近のマシンへLinuxをインストールする機会はそこそこあるので、そのときに活用できる内容が書いてあって勉強になります。

「格安ラズパイZero大活用 カメラやNASなど5選」の特集もあります。そういえば、こちらも自分が執筆した記事でした。ラズパイZeroは軽量Linuxマシンとして、単純な処理をさせたいときに、すごく便利で個人的にも重宝しています。PCだと起動したままにすると電気代や装置の寿命といったあたりが気になりますが、このマシンは起動したままにしても、安いこともあって、あまり気にならないです。ですから、ディスクフォーマットのような単純な処理をさせたいときとか、何かのデータを変換するのに長時間かかりそうな場合とか、そういったときに利用できるのは、大変ありがたいわけですね。ということで、電子工作方面で注目を浴びているラズパイZeroを軽量Linuxマシン、カメラ付き軽量Linuxマシンとして活用するための方法を5つ紹介しています。

個人的にいいと思ったのは、付録の「Linuxのセキュリティがまるっとわかる本」です。過去の記事をまとめたものですが、Linuxのセキュリティも毎年変わってきていますから、対策できることはしていく必要があります。ファイアウォールの設定、ウィルスチェッカーの利用といったあたりは、はずせません。

さて、いつものとおり、ラズパイ関連商品を紹介しておきます。

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