ラズパイで会議中プレートを作りたいなら日経Linux 2021年9月号を読もう

日経Linux編集部より「日経Linux 2021年9月号 [雑誌] 」をいただきました。ありがとうございます。

さて、自分は『ラズパイで楽しむLinuxライフ 「今、会議中」と家族に伝えるプレートをPythonで作ろう』、『おうち時間をLinuxデスクトップで楽しむ!Linux環境を作るワザ プログラミング環境』の執筆を担当させていただきました。目次は「日経Linux 2021年9月号|日経Linux」にあります。

今回、ラズパイで楽しむLinuxライフでは『「今、会議中」と家族に伝えるプレートをPythonで作ろう』ということで、Python、pygame、python watchdog、Flask、OpenAPI を取り上げています。

Python、pygame、python watchdog を使うことで画像ファイルを全画面表示して切り替えることができるようになります。最初から Web サーバーと一緒に動作するプログラムにしても良かったのですが、会議中プレートのアプリと、それをリモートから切り替えするためのアプリとの結合は疎にしておいて、置き換えがしやすくなるようにしてあります。

これを実現するため、python watchdog を使ってファイル更新があったら画面を切り替えるようにして、ファイル更新イベントで処理の実行がキックされるようにしてあります。Flask、OpenAPI はあまり説明をしていませんが、簡単な REST API サーバーを用意するのには便利なので使っています。

Linux や Python では、小さなプログラムを組み合わせて、大きな機能を実現することが手軽にできるので、楽しいですよね。

さて、『おうち時間をLinuxデスクトップで楽しむ!Linux環境を作るワザ プログラミング環境』の方では、anyenv、SDKMAN!、Visual Studio Code の紹介をしています。apt コマンドで用意する環境も良いですが、長くアプリの開発をしていくことを考えると、anyenv や SDKMAN! のようなプログラミング言語の開発環境についてのバージョンを管理できるツールが役に立ちます。こういったツールが紹介される機会はなかなかないので、今回の特集で紹介をすることにしました。

個人的には、いろいろなプログラミング言語について興味があるので、ちょっとだけ使ってみることが多いです。それで環境を用意するのですが、使ってみてから、ほかのことで忙しくなってしまって、間があくと、実行の推奨バージョンが変わってしまっていたりします。それに合わせて環境構築をし直さないといけなかったり、新しい環境を用意すると以前作成したサンプルが動作しなくなってしまったりと、面倒なことが起こります。そういうときに、anyenv、SDKMAN! で環境を用意しておくと、環境の再現が手軽にできて便利です。docker も組み合わせると、もっと良くなるのですが、そちらは今回は紹介していません。

さて、特集は次のように、どれも面白そうな内容です。

  • 【特集1】おうち時間をLinuxデスクトップで楽しむ! Linux環境を作るワザ:デスクトップ環境、リモートワーク環境、動画制作・配信環境、デジタルペイント環境、音楽制作環境、プログラミング環境
  • 【特集2】徹底図解で丸わかり!「WSL2」入門
  • 【特集3】IT自動化ツール AnsibleでWeb導入を自動化

また、「基礎講座 PC&ラズパイ両対応! Linuxで学ぶセキュリティ入門」ではネットワークからの不正アクセスを防ぐ内容、「シス管系女子」では報告書のテンプレートを用意して利用するといった内容で、要チェックです。

さて、いつものとおり、ラズパイ関連商品を紹介しておきます。

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