最近、Pythonを使う機会が増えています。世界的にはPythonは結構普及していて、OSのちょっとしたユーティリティの実装にも使われていますし、Webサービス系ではGoogleが採用しているという事でも有名ですし、知っておいた方が良いプログラミング言語です。
それで、いまから始めるとしたら、Python3から学ぶのが良さそうなので、書籍を探したところ、下記がありました。
この書籍は完全に割り切っていてPython3についての解説をしてあります。説明もわかりやすくまとまっていました。コードを動かすところはやってませんが、概念の理解と、機能の確認をするために一通り読んでみました。Pythonの文法は覚える事が少ないですし、学習が簡単にできるのが良いですね。
マルチスレッド・マルチプロセスを使ったプログラミングについての説明はほとんどないので、その点は残念でした。マルチコアの時代なので、CPUリソースを有効に使う方法の紹介はあるとありがたいところです。とはいえ、それを入れると別冊が作れてしまうのではないかというぐらいかもしれないので、贅沢は言えません。
あと、Webサービスのためのプログラミングについては基礎は説明されていますが、大きめのフレームワークについての詳細は掲載されていません。当然と言えば当然なので、そういうのを期待してはいけません。詳細を解説している書籍を購入するなどして、別途学習するべきです。