MacOS X 10.9 Mavericksがリリースされたのを機会に、MacBook Pro 13-inch, Mid 2010 改造大作戦をすることに決めました。家族が使えるMBPにするためです。画面スクロールなどがカクカクしていたり、アプリ起動まで時間がかかるようだと使いにくいので、それを改善したいところです。噂ではメモリを増設して、SSDにするとかなり良くなるという話もあります。Mavericksだとメモリ管理もよくなっていて全体的に軽いということらしいので、もしかしてMacBook Pro 13-inch, Mid 2012よりもいい感じになるかもしれません。
ということで、まずは現在の環境を保存するために、USB HDDを購入。今後いろいろなマシンでも使うことを想定して、せっかくなのでUSB3.0対応のものにしました。容量は大きめに1TB。1万円程度で手に入るので嬉しいですね。
次にMavericksのインストーラを保存するためのUSBメモリ。こちらもUSB3.0対応のものにしました。
Creating a bootable OS X installer in OS X Mavericksが参考になります。
備忘録で記録しておきます。
USBメモリ用意
あらかじめ、USBメモリはパーティションを削除して、パーティションを作り直して置きます。アプリケーションのユーティリティからディスクユーティリティを起動して、画面で利用するUSBメモリを選択します。右画面でパーティションの項目を選択して、1パーティションで作成します。USBメモリの内容は完全に消されるので注意してください。
名前はここでは「Install OS X Mavericks」としました。フォーマットは「Mac OS 拡張（ジャーナリング）」を指定しました。
インストーラダウンロード
App Store を起動して FREE UPGRADE ボタンをクリックするとダウンロードが始まって、ダウンロードが終わるとインストーラが起動します。そのまま実行を続けるとインストールが進んでしまいます。先にインストーラメディアを作りますから、キャンセルしましょう。ちなみに、インストーラは /Applications にダウンロードされています。
インストールメディア作成
アプリケーションのユーティリティからターミナルを起動します。表示されたコンソール画面で、次のコマンドを実行します。
$ sudo /Applications/Install\ OS\ X\ Mavericks.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/Install\ OS\ X\ Mavericks --applicationpath /Applications/Install\ OS\ X\ Mavericks.app
--volumeオプションには起動ディスクを作るディスクのマウントポイントを指定します。ここでは、先ほど作成したUSBメモリのパーティションのマウントポイントである「/Volumes/Install\ OS\ X\ Mavericks」を指定しています。実行時にディスク転送や起動用に設定する処理が実行されるので、時間がかかることがあります。
インストーラ起動
MacOS Xのシステム終了をします。電源を入れて、起動中にずっとOptionキーを押していると、起動するデバイスを選べる画面になります。そこでUSBメモリを指定して起動するとインストーラが実行されます。
そういえば、容量は8GBあれば良いとのこと。Mountain Lionのときに32GBだか16GBのUSB3.0メモリへMacOS XをインストールしてUSB起動で使えないか試したことがありました。そのときは、使えなくもないが、かなり動作は遅くなるという結果だったので、今回の新しいOSではどうなるか試してみたいところなのですが、5000円程度の追加出費になりそうなのでやめておきました。スクラッチ＆ビルドを繰り返せるクリーンなMacOS X環境は欲しいので、いつか試してみたいです。
「MacBook Pro 13-inch, Mid 2010 改造大作戦 その2 | hiro345」へ続く