圧電スピーカの回路

Raspberry Piに圧電スピーカーをつなげて遊んだりしています。圧電スピーカーは手軽に使うには、そのままつけて動かせば良いのですが、落としたり、指ではじいたりして、振動させると起電するので注意が必要なため、そういうことが発生しそうな環境で使う場合は、回路の保護を考えたくなります。すると、そこそこ複雑な回路になります。

日経Linux 2014年3月号では、LilyPadが紹介されていて、そこでは抵抗とツェナーダイオードを使った回路が紹介されていました。実際の回路図は雑誌を購入してみてもらうとして、文で説明をしておきます。そこにある回路では、圧電スピーカーから出ている赤色の線はT1(トリガー1)、黒色の線はGNDへつなげています。また、赤色の線と黒色の線を1MΩの抵抗でつないでいます。さらにツェナーダイオードのカソード側を赤い線へ、アノード側を黒い線へつないでいます。スピーカー、抵抗、ツェナーダイオードは並列になっているということですね。

mbedと圧電スピーカーを使うときの回路図が「mbedで初めてのマイコン開発 メモリ・カードを使ったデータの読み書き<2/3> – ARM(Cortex-M3,M0)」に紹介されています。こちらでは、ツェナーダイオードを2つ使う回路か、抵抗とトランジスタを使う回路が紹介されていますね。

圧電発音部品 | FAQ | 村田製作所」にも資料がありますが、こちらはトランジスタを使った場合の回路になります。ツェナーダイオードを2つ用意して、それらのカソードをつなげたものと抵抗とを圧電サウンダと並列にしつつ、圧電サウンダと直列に抵抗も入れて、スイッチングはトランジスタでやっています。トランジスタのコレクタを圧電サウンダと直列でつなげ、エミッタ接地しつつ、ベースには抵抗をはさんでマイコンとつなげていますね。

こうやって見ると、いろいろな対処方法があって、おもしろいですね。手元に用意できている部品で出来る範囲で保護対策をすれば良いと思います。

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