Raspberry Pi でタイムラプスカメラを作ろう

日経Linux 2014年7月号に短期連載「Raspberry Piをプログラミングで楽しもう」を執筆していて、第3回が掲載されました。今回はタイムラプスカメラです。

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プログラミング言語はJavaを使っています。といっても、できるだけ手軽さに幅広くということを考慮して、Raspbianで使えるコマンドを呼び出す方法をメインとしています。Pure Javaではないのが難しいと感じる人もいるかもしれませんが、Linuxに慣れてくると、いろいろなプログラミング言語を組み合わせてシステムを作るのは普通だと感じるようになるはずです。

コマンドはシェルから動作確認ができますし、なんといっても実績があるので、安心して使えます。自作すると、それこそプログラムのコーディングも増えてしまって大変です。自作するとプログラムの理解は深まるので、カスタマイズはしやすくなりますが、Raspberry Piで商品を開発しようとしている人でなければ、そこまではやらないでしょう。商品開発をする人でもプロトタイプは既存のものを組み合わせてちゃちゃっとイメージを確定してから、よりメンテナンス性の高いプログラム構成にしていくものですから、今回のような記事は役に立つはずです。

付録はUbuntu 14.04についての特集で、一冊手元にあると便利そうです。参考にさせてもらいながら、Ubuntu 12.04からUbuntu 14.04へ移行しようかな、と思っているところです。実際のところでは、古い環境も新しい環境も、どちらも必要な仕事をしているので、なかなか悩ましいところです。先日もRuby 1.9の環境のプラットフォームを使うことがあり、慌ててソースコードからインストールをしてみたりして、そういうときはUbuntu 12.04の方が手っ取り早かったりします。

そうそう、他の記事も面白いですね。Raspberry Piは今回も特集がされていて、なかなかすごいことになっています。特集の方の記事では、「超簡単!無線マイコンTWE-Lite DIP(トワイライト・ディップ) – TOCOS-WIRELESS.COM」を扱ったものが気になりました。こういうのを組み合わせると、IoTハブとしてRaspberry Piがものすごく効果的に使えそうです。

そうそう、まつもとさんのプログラミング言語の作り方の連載も楽しく読めました。プログラミング言語のデザインは重要ですよね。今回は前編だったので、次回の後編が楽しみです。

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