個人的に2014年に勉強したいプログラミング言語は、Go、Dart、Scalaです。
ちなみに「日経ソフトウエア 2014年 02月号」では、「Scalaが流行するんじゃないか」と書いてありましたが、個人的にはたぶん来ないと思っています。やはり敷居が高いですし、開発の手軽さを考えると、なかなか一般の人までが手を出すという話にはならないはずです。当分、JavaScriptの勢いは衰えないでしょうねぇ。
これまでの経緯をみている限りでは、ScalaにJavaScriptやRubyの座を奪うほどのメリットやベースがあるのか、というと見あたらないのですよね。従来から言われているメリットはそれほど変わっていませんから、突然みんながそれに目覚めてScalaでプログラミングという話にもならないはず。スマートフォンやWebブラウザにScala実行環境がデフォルトで用意されるようになるぐらいのことがないと、JavaScriptの勢いには勝てないでしょうねぇ。後は考えられるとしたら、人工知能や機械学習といったあたりのプログラミングをするのにめちゃくちゃ便利なライブラリなりフレームワークがScalaで実装されて、オープンソースで公開されるとか、そういった得意分野となる何かがないと、ブレイクはしないですよね… でも、ブレイクしなくたって、Scalaが良いプログラミング言語であることは確かなので、使えるようになると楽ができるようになる分野は確かに存在しているはずです。
Goにしても一部の人にはかなり注目を浴びているようですが、ブレイクするまでには、まだまだ時間がかかりそうです。ただブレイクするときに何も知らないというのも困るので、いまからしっかり使えるようになりたいところですね。
まぁ、所詮プログラミング言語は、どんなアプリケーションを、どんなデバイスで動作させたいか、という目的に応じて選べばいいものなので、あれもこれも使える必要はないのですが、得意分野を理解して教養として使えるぐらいのところは必要になりますから、それぐらいでいいとは思っています。
どんなプログラムを組むのがいいかなぁ。マニアックな組み合わせとかしてみたいですけどねぇ。なんてことを考えているところです。
Go
Goは「http://go-tour-jp.appspot.com/」という素晴らしいチュートリアルがあるので、書籍を購入しなくても勉強はできるという噂ですが、オフラインで読みたいという人もいるでしょうし、初心者だともう少し説明が欲しいと思うかもしれません。そういった人には次の書籍が良さそうです。
Dart
Dartは「Dart Tutorials | Dart: Structured web apps」が最初のとっかかりになりそうですね。日本語の書籍はまだなさそうです。
Scala
日経ソフトウェアに掲載されている記事によると、今から勉強するなら 2.10を勉強するのが良いということなのですが、バイブル本は 2.10ではないので、少し悩ましいところですね。ただ、Scalaについて深く知りたいのであれば、一度は読んでおきたい書籍になります。