暗号化ボリュームを用意するなら truecrypt

truecryptというソフトウェアを使うと、暗号化されたボリュームを用意することができます。ボリュームはファイルとして用意することもできるので、便利です。Linux, Windows, MacOS Xとサポートしているので、重要な情報を保存するドライブを共有したいときに使うと良いでしょう。一人で使うときにはそれほど大変ではありませんが、複数人で共有したい場合は、ちょっと工夫が必要かもしれません。

インストールの方法は簡単で、Ubuntuにせよ、CentOSにせよ、TrueCrypt – Downloadsから使いたいバージョンのtruecryptをダウンロードして、展開してできたファイルを実行するだけです。

ここでは、32bit版をインストールしています。/usr/bin/truecrypt にインストールされます。アンインストールしたくなったら /usr/bin/truecrypt-uninstall.sh を実行します。

$ tar xzf ~/download/truecrypt-7.1a-linux-x86.tar.gz 
$ ./truecrypt-7.1a-setup-x86 

インストールができたら、root権限で実行しましょう。

$ sudo truecrypt 

GUIアプリが起動するので、これでボリュームを用意したり、マウントできたりします。Ubuntu上でボリューム用ファイルを作成し、パスワードとキーファイルを使ってマウントするように設定して使ってみたところ、/media/truecrypt1 にマウントできました。キーファイルを普段は別のマシンにおいておき、必要な時だけもってきてマウントするといった方法をとれば、より安全に運用できそうです。

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