コマンドを実行する時に「-h」とか「-s」といった指定をしてオプション指定をすることがあります。これを自作のShell Script で利用する方法はけっこう簡単です。
次のようなスクリプトを作成してみましょう。getoptsの後ろに指定している「n:m:」で「-n」と「-m」というオプションを受け取れるようにしています。また「n)」で始まる行で「-b」と対応する処理を、「m)」で始まる行で「-m」と対応する処理を書いています。「$OPTARG」で指定されたオプションの文字列を参照できます。
#!/bin/sh while getopts n:m: OPT do case $OPT in n) name="$OPTARG";; m) message="$OPTARG";; esac done echo "name:$name, message:$message"
実行すると次のようになります。
$ ./sample_opt.sh name:, message: $ ./sample_opt.sh -n hiro345 name:hiro345, message: $ ./sample_opt.sh -m "hello world" name:, message:hello world $ ./sample_opt.sh -n hiro345 -m "hello world" name:hiro345, message:hello world
bashなどについて理解するには下記の参考書が役に立ちます。