Linux Administrator

How to get a job as a Linux administrator
Linux管理者の職を得るには

If you ask Scot Melland, it’s a good time to be a Linux professional. IT jobs across the board are picking up, but Melland, the CEO of Internet career site Dice, says Linux knowledge is a particularly hot commodity. Job postings on Dice for Linux professionals are multiplying at a much faster rate than any other skill set.

アメリカではLinux管理者となれる人材の募集が増加しているようです。実務経験があることが大切だということです。もしそうならば、学校なんかでも学生にLinuxサーバを与えてインターネットで使えるようにしていくというのが良いのかもしれないという気がしてきます。今の方法は箱庭の中で安全な状況で作業をさせているだけで、外部との接点がありませんから、安心して作業ができる反面、興奮することもありません。刺激ばかりを求めてはいけませんが、もう少し自主的にいろいろとできる時間というのを取ってあげてもいいような気がします。そうやって勉強したことを売りにすれば、就職活動もうまく進むのではないかという期待があります。

ただし、最大の問題は本人たちのやる気にかかってくるという点でしょうか。いくら環境を整えても、それを活用しようという気力がないと、どうしようもありません。最近悩みとして思うのは、こちらが要求するレベルと学生たちのレベルに明らかに大きな差があり、それを埋める方法がわからない、というのがあります。たとえば、世の中ではテストケース必須、リファクタリング推奨、という流れがあるので、これらを考慮した開発スタイルを経験してもらいたいのですが、そこまでは辿りつけなくて、ローテクなコーディングで必死に間違い探しをしている人がいたりするわけです。基本となる重要な点だけを集中的に何度も練習させて、身につけさせるというのが大切なのですが、フィードバックを簡単につけられるような教育環境を構築できていないので、実践することは困難です。

本題から話がずれていますが、これからの大学というのは「学習できる環境を与える」だけでは不十分で、「学生が講義・実習内容をどれだけ理解したか」を自己確認できるシステムの提供が必要であり、基礎体力をつけることができた学生に対して本来の大学教育というものをするという2段階が必要ではないかと思いました。

卒業時の能力に対しては、「大学全入時代「出口管理の強化」を 中教審答申に明記へ」というように、厳しい注文がされていますが、高等学校などにおける卒業判定をみれば、これを実現することは日本では無理だという気がします。管理の強化を考えるよりは、「新しい知識を得ることの楽しみ」、「やりたいと思ったことをプログラムで実現できたときの楽しみ」といった経験を積ませるためには、どういった方針と体制で臨むのが良いのか、を議論すべきなのでしょう。

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