皆無を聴いたら仮面ライダー鎧武を観たくなった話

ONE OK ROCK の曲に「皆無」という歌があります。「この世界が誰かがつくった実験世界だとしたら」といった歌詞で、なかなか凄い内容ですが、ヒーローものの主題歌になっていてもおかしくないものです。「感情エフェクト 」というアルバムに含まれているようです。

さて、ヒーローもので「かいむ」といえば、ガイムですね。え、一文字ちがう?。そうかもしれませんが、皆無を聴いていたら仮面ライダー鎧武を観たくなってしまったので、仕方ありません。

何日かかけて、家で録画してあったものを全部観ました。最近の仮面ライダーは、お父さん世代を喜ばすためにか、昔のヒーローとコラボさせるのが流行っているのですかね? キカイダーが出てくる話があったりして、びっくりしました。要するに「キカイダー REBOOT [DVD]キカイダー REBOOT ブルーレイ スペシャル・エディション [Blu-ray] 」の宣伝なのですが、どまんなかの世代の人としては嬉しいのでしょうね。

放映当時は、たまーにしか観なかったので、登場人物や話の流れがよくわかっていなかったのですが、全部通して観ると、なかなか面白かったです。ストーリーもよく練られていて、最後の戦いがなぜ必要になったのか、ということも理由がいくつか考えられ、そういうことを考えることができるという幅があるというのは、楽しいですね。

サッカーの話は評判が悪いようなのですが、プロのサッカー選手も登場していて、一体全体、なぜこういう話をつくることになったのか、といったあたりが気になりつつ、個人的にはサッカーは好きなので楽しめました。サッカーに興味がない人からすると、つまらないのでしょうけど。制作側に誰かサッカーファンがいたのですかね。それとも、サッカー側に仮面ライダーファンがいたのですかね。

もうひとつ、トッキュウジャーとのコラボもあって、そこでは仮面ライダー15が出てきたりして、あからさまに映画の宣伝をしている話もありました。こういうことされると、トッキュウジャーや映画を観たくなるので、DVDレンタルで観ようかなぁ、と思ってます。

しかし、フルーツで変身する仮面ライダーというのも、よくがんばったと思いますが、大将軍のデザイン(極アームズでしょうか)より、その前のカチドキアームズ の方がかっこいいのと、仮面ライダーっぽいと思ってます。過去のシリーズではディケイドの最終形態が一番笑ったのですけど、一番強力なフォームのデザインがいまひとつだったりすると、おもちゃを作る会社と何かあったのだろうか、と勘ぐってしまいます。ドラボンボールのフリーザではないけど、一番強力な姿はシンプルな方がかっこいいですよね。ゴテゴテしているのって、結局のところ弱いところを強化しているという感じがあって。マスクとベルトだけのシンプルな姿で、だけど敵なしの強さ、というの。クウガの最終回とか、北斗の拳のケンシロウv.s.ラオウとか、単純な殴り合いになるのって、原点でかっこいいですよね。見た目が地味になって受けが悪いのかもしれませんけど。

登場する仮面ライダーは鎧武以外に、バロン、斬月、龍玄、グリドン、黒影。後半には
斬月・真、デューク、シグルド、マリカが出てきて、バロンはレモンエナジーアームズでパワーアップ。デザイン的には、バロン、斬月が好きですね。きちんと観ないと、どれがどれだかわからなくなるのですが、キャラクターもきちんと立っていて、どの仮面ライダーもそういう意味では良かったです。

ということで、ONE OK ROCKの曲からなぜか仮面ライダー鎧武を観たという話でした。歌詞も鎧武とは関係ないのですが、「皆無」と連呼しているところを聴いたりすると、これは鎧武の主題歌、と言われたら、そう思ってしまうはずです。聴いたことがない人は、一度聴いてみるとわかるはずです。

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