2018年の日経Linux記事執筆について

本当は2018年の振り返りで記事にした方が良かったのですが、今になってしまっています。

2018年はラズパイを使ったLinuxライフをテーマとして日経Linuxの記事を執筆させていただきました。タイトル一覧を眺めてみるとネットワークを利用するにあたって知っていると便利なことを中心に解説をしてきました。

LAN、OpenSSH、OpenSSL、リバースプロキシー+Webサーバー、データベース、Webアプリの紹介という順番ですね。この7冊に掲載されている記事を読んでおくと、ラズパイでWebアプリを動かしたいときに役立ちます。多段SSHとか、プライベート認証局とか、リバースプロキシとか、便利なのだけど書籍や雑誌で解説するには取り上げにくいものを選んでいれてあります。

ラズパイは電子工作の方が注目されやすいですが、値段が安いLinuxマシンということも忘れてはいけなくて、Windowsだと実現しにくいことを省電力で常時稼働させたいといったニーズもあって、機能単位で分散稼働させるとなると、一人数台のラズパイを管理する必要も出てきます。ラズパイ3、ラズパイZero WHの2台持ちとか、複数台所有の人は多いのではないでしょうか。そういうときにも2018年の記事内容を知っていると、連携をさせたシステムを用意したり管理したりするのに役立つヒントが入ってますから、読んでみると面白いはずです。

雑誌記事では、「こういうときに使えると便利」というユースケースがわかりやすいものは注目をしてもらえるのですが、そうでないとなかなか読んでもらえないという難しさがありますが、毎回内容をどうするか悩みながら考えるというのを楽しんでいます。

ラズパイを使い始めた人はLinuxは初めてという人も多いはずなので、とりあげたソフトウェアの基本的な使い方を紹介するというのが良いだろうと考えて、プログラミングよりも設定を工夫して便利に使える方法の紹介を中心にしました。インストールまわりでシェルスクリプトを使ったり、簡単なプログラムを動かしてみたり、というのはありますが、本格的なプログラミングをしなくても、いろいろできることを紹介できたと考えています。

2019年も記事執筆活動は継続して予定です。面白そうなアプリや機能をわかりやすく紹介できるようにしていきたいですね。Linuxもラズパイも進化を続けているので、まだまだ楽しめそうです。

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