日本語で説明されたDartの書籍「プログラミング言語Dart」がでていたので、さっそく読んでみています。英語でもわかりますが、日本語だとやはり速く読めるので、こういう書籍は助かります。Dart Up and Runningは訳されないのですかね。
「プログラミング言語Dart」の原本はDart in Actionなのでプログラミング言語Dartの仕様について説明をする書籍というわけではありません。実践的な視点からの解説が多いように思いました。JavaScriptやJavaとの比較がちょこちょこ出てくるので、既存のプログラミング言語について知識がある人が対象となっていると考えてもいいでしょう。
書籍では紹介されていませんが、「DartInAction/dart-in-action · GitHub」にサンプルコードが公開されているようです。きちんとは見ていませんが、Dartの新しいバージョンに合わせて更新をしているようです。こういうのがあると、学習もしやすくていいですよね。
Dartの書籍はなぜか電子書籍版だと無料のことが多く、「Dart in Action – Free Download eBook – pdf」や「Dart: Up and Running – Free Download eBook – pdf」があったりします。情報が少し古いのと英語なので、これが欲しい人というのは限定される気もしますが、じっくりと読みたいという人で電子書籍がいいという人はこちらの選択肢もあります。
TypeScriptが一部で注目されているようですが、Dartもバージョンアップが進んで良くなっています。ScalaやTypeScriptもブレイクするのかもしれませんが、Dartもそろそろ来てもいいのではないかと思っているところです。
でも、地方の書店では「プログラミング言語Dart」はあまり見かけませんね… まだまだ認知されていない感じがありますが、クライアントサイドとサーバサイドと両方を同じプログラミング言語で組みたい時には、最有力候補だと考えています。文法もシンプルでわかりやすいですし、有力なJavaScriptライブラリもどんどん移植されているので、使い勝手も上がっています。いつブレイクしてもおかしくないのですけど、他のブラウザ用のDartVMが使われるところまではいっていないので、注目度が低いのかもしれませんね。
Goも注目度が上がっていますし、いろいろなプログラミング言語から目が離せなくなってきています。