新連載 プログラミングでラズパイを楽しく動かそう

編集部様より日経Linux 2014年12月号をいただきました。ありがとうございます!

新連載開始
日経Linux2014年12月号で新連載の「プログラミングでラズパイを楽しく動かそう」が始まりました。今回は7セグメントLEDで遊ぶという内容です。LEDの数が増えただけなのですが、単なるLEDチカチカとは違って、なかなか奥が深いところがあります。プログラムも少し複雑になっていきますが、使えるようになると表現できることが増えるので、どこかで役に立つはずです。

LED、抵抗、タクトスイッチしか使っていないので回路も単純です。いろいろなデバイスを使ってみたい人もいると思いますが、LEDとスイッチという最低限の入出力デバイスで、いろいろ工夫をしながらのプログラミングというのも楽しいものです。

Raspberry Pi初心者向けの連載だと Python による実装が多いのですが、本連載ではプログラミング言語Cを使っています。WiringPiという使いやすいライブラリがあり、簡単なプログラムならプログラミング初心者でも十分使えるので、選びました。通信処理などが入ってくると、Pythonによる実装をしたくなりますが、いまのところは、そういう複雑な処理はいれていません。サンプルコードを自分でLEDやスイッチを使うプログラムに改造するのは簡単にできますから、是非、チャレンジしてみてください。

特集
特集はLinuxサーバー。CentOS7とUbuntu 14.04。UbuntuはサーバとするならUbuntu Serverをベースにするかと思うかもしれませんが、デスクトップの方で説明がされています。デスクトップからLinuxに入った方が敷居は低いですよね。個人的には、手元の環境ではCentOS7もUbuntuもデスクトップ環境を用意してあります。新しいバージョンだと使うツールが変わっていたりして、従来の知識が通用しなくなることも多いので、サーバをアップデートするときには、仮想マシンで同じバージョンのデスクトップ環境を手元にも用意して、GUIツールでいろいろ調べることができるようにしているのです。サーバ側で何かあったときにはデスクトップ環境で調査をしながら足りないパッケージを調べるとか、GUIで設定した場合の設定ファイルを参考にしながら、サーバ側の設定を調整したり、調査したり、できるので、重宝しています。ちなみに、最近、ファイル共有サーバやDLNAサーバはRaspberry Pi model B+にUSB HDDを接続すればできてしまうので、実際に構築して運用したいと考えているのですが、そういうことに興味がある人にとっても、この特集は役に立つはずです。

もうひとつの特集はRaspberry Piで、こちらはDLNAサーバ構築がまさに紹介されています。また、赤外線リモコンを学習させたり、デバイスドライバの作り方も解説されていたり、読んだらやりたくなる記事がてんこ盛りです。特に、デバイスドライバの作り方は興味のある人も多いのではないでしょうか。温度センサー ADT7410 が使われています。

その他
ちなみに、Raspberry Piのもう1つの連載「モノ作り超入門シーズン2」では、Strawberry Linux のINA226を使った電流・電圧・電力計モジュールが紹介されています。いろいろなデバイスの使い方が紹介されていて、楽しいですね。

「まつもとゆきひろの作りながら学ぶプログラミング言語」の連載も面白いですし、「Dockerを支える技術」の連載も勉強になります。CentOS7はかなり変わったので、「CentOS7で実践するイマドキのインフラ構築入門」も注目です。次号が発売されるまでに、読み切れるか心配になるぐらいです。

こちらも参考になります。

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