CentOS6でGoogle Chromeを使うにはライブラリの追加が必要なので、結構面倒です。でも、「Install Google Chrome 38 in RHEL/CentOS 6, Fedora 19/18」にある手順に従うと簡単です。
具体的には次のようにするだけです。コンパイルができる環境が必要です。これで、/opt/google/chrome/ にChromeがインストールされます。CentOS6上で標準のrpmから入手するのが面倒で必要なライブラリもそのディレクトリ配下において、システム全体に影響がでないようにしてくれます。
$ wget http://chrome.richardlloyd.org.uk/install_chrome.sh $ chmod +x install_chrome.sh $ sudo ./install_chrome.sh
ちなみに、アンインストールをするには、下記。
$ sudo ./install_chrome.sh -u
実行するコマンドは/usr/bin/google-chromeになります。実体は/opt/google/chrome/google-chromeになります。
$ /usr/bin/google-chrome &
手元では、なぜかChromeに日本語が入力できなかったので調べたところ、GTK_IM_MODULEの指定などが必要だということがわかりました。そこで、下記のような$HOME/bin/google-chrome.sh シェルスクリプトを用意して起動するようにしました。
#!/bin/sh export XMODIFIERS="@im=ibus" export GTK_IM_MODULE="ibus" export QT_IM_MODULE="xim" /usr/bin/google-chrome-stable &
実行する前に、chmodします。
$ chmod u+x ~/bin/google-chrome.sh
実行は次のようにします。
$ ~/bin/google-chrome.sh
これだけでは不十分で、Google Input Tools(Google 入力ツール)をChromeへインストールしました。これで、Chromeへ日本語入力ができるようになりました。ただし、Chromeのロケーションバーへの日本語入力はできません。ローマ字を打ち込むと日本語キーワードの候補が表示されてくるので、それを使えばなんとかなりそうなので、とりあえずはよしとしています。
Chromiumを使うという手もあるのですが、新しいバージョンをインストールするのが難しそうなのでこちらにしました。日本語入力はChromiumだと問題なくいくので、Chromeのコンパイル時のオプションに何か指定が足りていないのだろうと考えています。とりあえずは、使える状態にはなったので、よしとしています。
Chromeの参考書には下記があります。