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一部の大学入学者数が激減しているようで、地元の新聞で話題になっていました。私立大学は定員割れをしているところが多いようです。都会志向なのか、県外志向なのかわかりませんが、地元から進学している人も少ないようです。国立大学でも地元出身者は割合が低いと聞いています。

地元で一生を過ごすというのは、他文化と触れ合う機会が減るので、世の中を知るという視点からすると、薦められませんが、むやみに都会へいっても住みにくいだけで楽しくないと思うのですが、どうなのでしょうか。若いときにはみんな都会にあこがれるのでしょうかね。自分はひとごみの中にいると疲れてしまうので、生活するのは厳しいのですが、刺激は多くて飽きないかもしれないと思っています。多少の刺激には反応しなくなるので、どんどん鈍感になっていく感じがするのは嫌なのですが。

さて、大学はこれからどういう方向に進んでいくのでしょうか。この調子で定員割れが続くと、やっていけなくなるのだと思いますが、肩書きが欲しくて学生が集まっている現在の風潮が続く限りは、再生は難しいような気がします。ぼーっと時間を過ごしていればエスカレータに乗っているのと同じで単位がとれて卒業できると勘違いしている人が大学生には多い気がしますが、気のせいでしょうか。通っている学生がどうかで評価するのではなく、地域における、研究の拠点、知的財産としての存在、というのを意識した評価というのが、今後は重要な気がします。社会への貢献という視点からの評価を忘れてはいけないと思うのです。

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