知っておきたいLinuxで動くサーバ30種類

日経 Linux (リナックス) 2011年 07月号 [雑誌]を読みました。特集に「図解 Linuxサーバ 全30種」というのがあり、ここに掲載されているサーバは「知っておきたいLinuxで動くサーバ30種類」と言って良い内容です。

個人的には、Movable Type がCMSでWordPressはブログと分類されているあたりが気になったり、Tomcat、JBoss ASのところにGlassfishがないのが気になったりというのはあるのですが、まぁ、細かい話なので、目くじらをたてるほどのことでもありません。いまだにFTPサーバが世の中では必要とされているということもわかったり、SSHサーバにDropbearというものがあるというのを知ったり、なんだかんだいって勉強になります。

あがっているサーバの種類は下記のとおりなので、それぞれについて自分だったら何を挙げるか考えてみて照らし合わせてみると楽しいです。

  1. Web
  2. Wiki
  3. Blog
  4. CMS
  5. SMTP
  6. POP/IMAP
  7. Windows File
  8. Print
  9. NFS
  10. FTP
  11. SSH
  12. DNS
  13. DHCP
  14. Proxy
  15. DLNA
  16. DAAP
  17. Database
  18. Directory
  19. Authentication, Authorization and Accounting
  20. NTP
  21. VPN
  22. Syslog
  23. Groupware
  24. Application
  25. IRC
  26. SNS
  27. Mailnglist
  28. VNC
  29. iSCSI

ちなみに、サーバ構築の手順から考えると、SSHサーバ、SMTPサーバ、NTPサーバといったところから用意するので紹介順もそうなるのかな、と思ったら、1番目はWebサーバでした。時代の流れを感じますね。はい。

もうひとつの特集「中古PC復活テクニック」の方は、いまさら中古PCをLinuxで復活というのもはやらないような気がするのですが、定番の特集です。個人的には、Windowsマシン、Linuxマシンと区別して購入しているので、その時点でWindowsで使いたいマシンにはWindowsがインストールされてますし、Linuxで使いたいマシンにはLinuxがインストールされています。わざわざWindowsマシンをLinuxマシンへ置き換えて復活させて再利用というのはないのです。

ということで、何となく世間的には注目されないような気がするのですが、実はこういった復活特集では、いろいろな基礎技術についての説明がところどころに載っていて、よく読むと非常に参考になったりします。「動かしたいマシンには、どんなデバイスが搭載されているか知るにはどうすれば良いのか」「うまく動かなくてトラブルになったときには、どのあたりを調べれば良いのか」というトラブルシューティングに対して強くなるために必要な知識を得ることができます。「復活テクニック」というタイトルより、「きみは、うごかすことができるか」といったタイトルの方が受けが良いような気がするのですが、どうでしょう。駄目ですか、そうですか。

ところで、Rubyのまつもとさんがnode.jsについて解説をしています。ノンブロッキングプログラミングとかイベントドリブンプログラミングとかの説明も載っているので、node.jsに興味がある人は読んでみるといいかもしれません。

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