VirtualBoxはコマンドラインで管理できるので便利です。基本は次のように仮想マシンをコマンドラインで起動してから、リモートデスクトップで接続します。外に出ているときはSSHのポートフォワードなどでつなげておけば、localhostへリモートデスクトップで接続してコントロールできます。
ここでは、Guest-CentOSというゲスト仮想マシンを用意してあったとして、それを起動しています。
/usr/bin/VBoxVRDP -s "Guest-CentOS"
外に出ていてノートパソコンからRDPで接続したいときは、次のようにSSHポートフォワードを使えばつなげることができます。ここでは、SSHログイン用にssh.example.jp を用意しておきます。
/usr/bin/ssh -f -N -L3389:localhost:3389 ssh.example.jp
便利なコマンドがたくさんあるので、よく使うものを紹介しておきます。他にもいろいろオプションがるので、VBoxManageコマンドやVBoxVRDPコマンドに-hをつけるとヘルプが表示できますから、それをみると良いでしょう。
仮想マシン一覧を表示するには、VBoxManageコマンドを使います。
$ /usr/bin/VBoxManage list vms
"Guest-CentOS"というゲスト仮想マシンを起動するには次のようにします。これでリモートデスクトップで、このゲスト仮想マシンへアクセスできるようになります。
$ /usr/bin/VBoxVRDP -s “Guest-CentOS”
一時停止や再開は次のコマンドで可能です。
$ /usr/bin/VBoxManage controlvm “Guest-CentOS” pause
$ /usr/bin/VBoxManage controlvm “Guest-CentOS” resume
$ /usr/bin/VBoxManage controlvm “Guest-CentOS” resume
今の状態を詳しく観たい場合は、次のようにします。
$ /usr/bin/VBoxManage showvminfo “Guest-CentOS”
起動済みの仮想マシンについて、リモートデスクトップをONにしたいときは、次のようにします。
$ /usr/bin/VBoxManage controlvm “Guest-CentOS” vrdp on