VirtualBox 5.2 のUbuntu 17.10ゲストマシンで最新のVirtualBox Guest Additionsがうまく動作しなかった

VirtualBox 5.2 がリリースされていたので、使ってみました。「Linux_Downloads – Oracle VM VirtualBox」の「RPM-based Linux distributions」を参考にして、CentOS7用のリポジトリを使ってインストールしています。

インストールはyumコマンドを使いパッケージ指定ではバージョンも含めます。VirtualBox-5.1を使っていたので、先にremoveしておかないと、衝突してインストールできませんでした。

$ sudo yum remove VirtualBox-5.1
$ sudo yum install VirtualBox-5.2

インストールは簡単で、すぐに終わったので Ubuntu 17.10のゲストマシンも用意してみました。普通にインストールした時点では、うまく動くのですが、VirtualBoxの共有フォルダが使えなかったので
有効にするために、VirtualBox 5.2付属のVirtualBox Guest Additionsをインストールしようとしたところ、エラーとなってインストールできませんでした。

仕方がないので、パッケージ版のvirtualbox-guest-x11, virtualbox-dkmsあたりをインストールして再起動したところ、Ubuntuが起動しなくなってしまいました。コンソールで起動するように修正して対応でもよかったのですが、まだインストールしたてだったのでクリーンインストールをしなおして、VirtualBox 5.1.30付属のVirtualBox Guest Additionsをインストールしました。こちらは問題なく動作しています。最新版のGuest Additonsではないという警告はでますが…

ちなみに、「Index of http://download.virtualbox.org/virtualbox」から過去のVirtualBoxも含めてダウンロードができるので、ここからVirtualBox 5.1.30付属のVirtualBox Guest Additions用ISOファイルを入手して利用しています。

別の仮想ゲストマシンでは Ubuntu17.04jaからUbuntu17.10へアップグレードしました。こちらはUbuntuのvirtualbox-*パッケージを使っていますが、問題なく動作しています。

実はCentOS7の仮想ゲストマシンでもVirtualBox 5.2付属のVirtualBox Guest Additionsをインストールしようとしたところ、エラーとなってインストールできませんでした… 「ビデオカード対応がされていない」というようなメッセージがでていた気がします。こちらも暫定的にVirtualBox 5.1.30付属のVirtualBox Guest Additionsを使ったところ動きました。

ということで、ちょっとしたことでインストールができない、動かない、ということなのだと思いますが、いまのところ何が違うのかわかりません。いまのところは5.1.30のものが動けば困ることはないので、しばらくは、この状態で様子をみるつもりです。

2017-10-25 追記:
VirtualBox 5.2 のGuest Additionsについて、Linuxで動かない件は、「Downloads – Oracle VM VirtualBox」から最新のものをダウンロードすれば良いようなので、試してみました。
VirtualBox 5.1.30のGuest Additionsなら3Dアクセラレーションを有効にしていてもUbuntu 17.10 ゲストマシンはGUIで起動するのですが、VirtualBox 5.2.1のGuest Additionsだと起動しませんでした。

同じタグの記事: VirtualBox
同じカテゴリの記事: Linux
関連書籍: VirtualBox