CentOS7でexFATのUSBメモリがマウントできなかったので調べてみました。「CentOS7へのリポジトリの追加方法まとめ – プログラミングとかLinuxとかの備忘録」などを参考にして、nux-dextopのリポジトリを登録しておく必要があります(nux-dextopのリポジトリはepelのリポジトリも必要なので、両方登録することになります)。
目次
exFATのUSBメモリを使う
exfat-utils fuse-exfat パッケージが必要だということなのでインストール。
$ sudo yum -y install exfat-utils fuse-exfat
USBメモリをつけてから、dmesgコマンドでデバイス名を確認します。
$ dmesg |tail
デバイスは/dev/sdbで、パーティションは/dev/sdb1だとわかったとします。コマンドからだと、次のようにしてマウントできます。
$ sudo mount -t exfat /dev/sdb1 /media
たぶん自動認識の方法もあるのだと思います。ラベルとかつけておくといいのかもしれません。ここでは、そこまでは調べませんでした。
使い終わったらアンマウントします。
$ sudo umount /media
gnome-disk-utilityアプリを使う
CentOS7のデスクトップ版だと「アプリケーション」-「ユーティリティ」-「ディスク」で起動するgnome-disk-utilityアプリを使うと、GUIでデバイス名の確認とマウントができるので便利です。
NTFSのUSBメモリを使う
さて、次にNTFSのUSBメモリもCentOS7で認識しなかったので、調べたところ、使うには ntfs-3g パッケージをインストールが必要でした。こちらも、パッケージをインストールすればexFATのHDDと同様にマウントできます。
$ sudo yum -y install ntfs-3g
mkfs.exfatコマンド
exFATはmkfsコマンドがあります。ext4用のmkfsコマンドなどは/usr/sbin/にありますが、exFAT用は/usr/bin/におかれます。
$ ls /usr/sbin/mkfs* /usr/sbin/mkfs /usr/sbin/mkfs.ext3 /usr/sbin/mkfs.minix /usr/sbin/mkfs.btrfs /usr/sbin/mkfs.ext4 /usr/sbin/mkfs.msdos /usr/sbin/mkfs.cramfs /usr/sbin/mkfs.fat /usr/sbin/mkfs.vfat /usr/sbin/mkfs.ext2 /usr/sbin/mkfs.gfs2 /usr/sbin/mkfs.xfs $ ls /usr/bin/mkfs* /usr/bin/mkfs.exfat
Video Capture
「I-O DATA HDMIキャプチャー パソコン不要 Nintendo Switch 動作確認済 フルHD SDカード/HDD保存 GV-HDREC 」で撮影した動画をLinuxマシンへ持っていくときに、exFATのUSBメモリだと認識しなかったので、WindowsマシンもしくはmacOSマシンへ転送してから、scpでLinuxマシンへ転送という作業をしていました。これで、exFATのUSBメモリを直接Linuxマシンへつなげて利用できるようになりました。
vfatだと連続記録時間の制限が厳しかったのですが、exFATだと長時間の連続記録ができます。そのため、Linuxマシンへの転送がちょっと面倒だったのではあるものの、exFATのUSBメモリを使ってました。今回の作業で転送の手間が楽になります。おかげで動画キャプチャから編集までの作業が捗りそうです。