「哲学は数字に宿る」を読むとランキングを考えることの重要性がわかるような気がする。何事にも評価というものは必要であるが、このために必要な軸をなかなか決めることができなくて苦労する。これはODAに限らず色々なところで見られる。
たとえば、仕事の評価というのがそうだろう。民間企業などは色々なことに対して評価するようにして、効率的に利益を得ることが出来るような仕組みを取り込むようにしている。各人が行った仕事の評価というのは色々な形で行われている。官公庁などは、ある意味勤続年数でしか評価しないような仕組みを作ってしまって、新しい軸を導入する努力を怠っているように見える。
学力の評価というのは、偏差値一辺倒になってしまっているが、もっと他の指針を取り込むことが必要ではないかと思う。少なくとも理論に強いのか、実践に強いのか、これぐらいの区別はできるはずだ。現在の学力評価というのは、筆記試験のみであり、そのなかには理論と実践がごちゃまぜに含まれているように見える。もちろん、車の両輪で片方だけでは意味がないのかもしれないが。例えば、スポーツの世界では理論のコーチと実践の選手というように役割分担がはっきりしている。大学の世界では理学と工学というように分かれているが、どちらに向いているのかを示す評価は高校では行われていないように見える。
ということで、単一のランキングを推奨するわけではなく、色々なランキングを考えてみて、ある結果のどの部分にどんなパラメータ軸が効いていたか、を常に検証し続けることが必要ではないかと思う。進化は変化し続けることによって得ることができるものだからである。
うーん。あまりまともな文章になっていませんがとりあえず投稿…