Ruby1.9.3をCentOS6.4へソースコードから簡単インストール

GitHubへRuby1.9.3をCentOS6.4へソースコードから簡単インストールするためのスクリプトを置きました。

hiro345/centos6-ruby · GitHub」で公開しています。もともと chef-solo を使うために必要だと思って用意したものです。epel, rpmforge, remi といったリポジトリも追加しています。各リポジトリはデフォルトで有効の状態になります。好みに応じて使ってください。

前提は CentOS6.4 を minimal インストールした状態です。実行している処理は、リポジトリの追加以外は、scp コマンドが使えるように openssh-client をインストールするのと、Ruby1.9.3, RubyGems のコンパイルに必要だと思われるものを追加しているだけです。ここでは SELinux まわりの調整は必要がないのでしていません。

実行した後に ruby コマンドの確認をしたり、エラーが途中で出ていないかの確認は必要ですね。

少し話がずれますが、このセットアップスクリプトを用意したのは、chefを使うためで、chef用のrubyをインストールしたいからでした。Webサーバ用には別途rbenvなどでRuby実行環境を用意した方が良いと考えています。そういう意味では /usr/local/ruby へ入れるより、/root/applications/ruby とかへインストールした方がいいかもしれません。そのあたりはお好みで。

さて、chefを使うとレシピが明確になるのが良いですね。ただ、シェルスクリプトで setup するのと、どれくらいの差があるのかはいまひとつ理解できていなかったりします。Git リポジトリにセットアップスクリプトを置いているのと対して差はない気がします。たぶん、chefを使うとレシピの書き方が標準化されるので、みんなでセットアップ時のノウハウが共有しやすくなるということなのでしょうね。気になるのは、そこが公開されすぎるとセキュリティ上アタックされやすくなりそうな点です。なんらかの方法でカスタマイズはしておかないと、どこかでやられそうな気がします。とはいえ、これに関してはセットアップスクリプトが公開された時点で同じリスクが発生しますから、chefだから危険というわけでもありません。ということで、セットアップ作業の簡略化のために少しずつスクリプトは用意しておこうと考えているところです。

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