Pandocを使うと様々なテキストデータを変換することができます。Markdown、HTML、epub の変換に使えそうなのでインストールをしてみました。
資料は「Pandoc – Installing」を参考にしました。Haskellのアプリなので、Haskellが動作する環境であれば使えるそうですが、普通はhaskell-platform を入れて使うようです。Windows, MacOS X, Linux どれでもいけます。
haskell-platformについて、Ubuntuだと、下記のように簡単にインストールができるようです。texliveはPDF出力に必要だとのこと。
$ apt-get install haskell-platform. $ apt-get install texlive
CentOSだと、haskell-platform をインストールするときに、ちょっと苦労するかもしれません。rpm版のHaskell実行環境 ghc はバージョンが若干古いですから、「Haskellをソースコードからインストールするのは大変そう… | hiro345」を参考にしてインストールすると良いでしょう。
Pandocはhaskell-platformに同梱されているcabalというパッケージ管理システムで簡単にインストールできます。 .bash_profileへ下記を追加して cabal で管理されているアプリが使えるようにしておきましょう。
export PATH=$HOME/.cabal/bin:$PATH
cabalを使ってpandocをインストールするには下記のようにします。
$ cabal update $ cabal install pandoc
インストールができたら、下記のようにMarkdownで書いた sample.md ファイルなどを用意してみましょう。簡単にHTMLへ変換できます。cabalコマンドが動かないときは、$HOME/.cabal/bin/pandoc と指定してみましょう。
pandoc -f markdown -t html sample.md -s -o sample.html
Pandoc は Haskell のパーサコンビネータが強力なため、多くのテキスト変換モジュールを開発することができるという話もあります。Haskell に興味があるようでしたら、下記の書籍が良いでしょう。
- 「すごいH本」として話題になった … すごいHaskellたのしく学ぼう
- アカデミックな説明に慣れていてHaskellを学びたいなら … プログラミングHaskell
- Haskellで関数型言語を学びたい中級者向け … 入門Haskell―はじめて学ぶ関数型言語
- オライリー本が好きなら … Real World Haskell―実戦で学ぶ関数型言語プログラミング