ALMiniumのはじめかた

「ALMiniumのはじめかた」といっても、特に書くことはなくて、http://alminium.github.com/alminium/にある通りにやるだけです。

CentOSなどへインストールが簡単にできますから、やってみると良いですね。ただ気をつけた方が良い点がいくつか。

  • 対応をしているのは64bit版のOSのみ
  • SELinuxを有効にしたい場合は自力で頑張る必要がありそう
  • HTTPS対応が若干面倒かも
  • あらかじめgitをインストールしておくこと
  • CentOS 6.x、Sientific Linux 6.x、Ubuntu11.04以降
  • UbuntuはServer版に対応(2013/01/04 追記)

手元では、iptablesを一時的に停止、SELinuxも一時的にpermissiveにしてインストールしました。インストール方法は本当に簡単で、gitをインストールしたら、次のようにコマンドを実行するだけです。

# git clone https://github.com/alminium/alminium.git
# cd alminium
# bash ./smelt

あまり処理について細かくみてはいないのですが、/etc/httpd/ の下に設定ファイルが追加されるので、それを見ればいいでしょう。今回は、Jenkinsと連携をさせてみました。プラグインが入っているからJenkinsとも簡単に連携できるとALMiniumの方には書いてあるのですが、ちょっとどこのことを言っているのかわからなかったので、Jenkinsは別途インストールして、Gitリポジトリを共有できるかどうかだけ確認しました。

ALMinium側で用意したリポジトリには、http://jenkins:jenkinspass@localhost/git/projectid のような感じでアクセスできます。jenkinsはユーザ名、jenkinspassはパスワード。つまり、BASIC認証でアクセス可能だということですね。この方式だとセキュリティ的に問題がある場合はSSH経由とかにすることもできるはず。比較的安全な環境にサーバを配備している場合は、これぐらいの手抜きはありでしょう。運用環境などでは、もう少し、しっかりと考えて連携する方式を検討がした方がよいはずです。

ということで、2時間ぐらいで実際にALMinium+Jenkinsの環境は構築できました。この環境で開発を進めるには、さらに調整が必要ですが、結構手軽にできてうれしいですね。Gitについては共有リポジトリを用意するにはGitHubを使うのが一番簡単、といった感じですが、社内で用意したい場合もあります。そういった場合に、SSHではなくHTTPでアクセスできる共有リポジトリ環境をこれだけ簡単に構築できるというのはありがたいことです。

Git, ALMinium, gitoliteについては、下記のリファレンスが詳しいです。

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