Ubuntuとかで構築する開発環境

FrontPage – 長野ソフトウェア技術者グループ NSEGの勉強会で「Ubuntuとかで構築する開発環境」というタイトルで発表をしてきました、資料は下記で公開しました。


人前で話をするのは久しぶりだったので、うまくできたかどうかはわかりませんが、予定時間を大幅にオーバーしてしまい、やっぱり「ラビットみたいなものがないといかんなぁ」と思った次第。もともと20枚以上のスライドを用意しているところでオーバーする可能性は高いと考えていたのですが、1枚30秒程度で話せば、それほど問題がないだろうと思ってました。思った以上に1枚あたりに時間をかけていたようです。反省…

さて、内容については、あまり感想を聞かなかったので、皆さん、大体知っている内容だったのかな、という感じです。質問もなぜかUbuntuよりMacOSの方が多かったですし… aptによるパッケージ管理により初心者にも優しいというのが現在のUbuntuの特長となっているところ、逆にソースコードからコンパイルしてインストールするという人にとっては、わかりにくい世界になっている気もするのですが、そうでもないようです。ただ、インターネットでよくみかけるコンパイルのメモは、どのバージョンについて、いつ、どのプラットフォームでインストールしたのか、というのがわかりにくいため、おいかけていないプログラミング言語の環境について、それを構築するのに一番適した方法は何か、と言われると、「よくわからない」ということが起きやすいものです。

Java系では以前はApache Antでしたが、最近はApache Mavenを使うことの方が多くなってきている気がします。Rubyの世界ではgemでしたが、最近は他のものも注目されているようです。Pythonもバージョンによって、推奨されるものが違うようです。こういった状況だと、1年前ぐらいに購入した書籍を使って勉強しようと思うと、もう古い情報で実践的ではない状況になっていたりもします。ところが新しい情報を求めても、きちんと整理されていなかったりして、正解と思われる情報になかなか到達ができない状況だと考えています。

少し前までは、「限られたリソースをみんなで共有して一緒に協力しながら情報発信をしていこう」といったことが成立しやすい世界だったのですが、最近は、自前でリソースを安価に用意できるようになったので、そういった複数の人が集まって情報発信をしていくということの必要性というのがなくなってきています。その結果、その人だけが理解できるようなメモみたいな情報が公開されているだけになり、デザインされて編集された良い記事というものが少なくなってきているはずです。

そういうことを考えると、これからは整理された情報と、速報と、両方をバランスよく取り上げたサイトというものに価値が出てくるのかもしれません。

反省やら思ったことについては、これぐらいにして、今後の発表者としての参加について考えてみます。やはり、たまにはこうやって人前で話をするというのは重要なのですが、前日に参加を決めて、夜中に資料を作って、徹夜状態でへろへろになりながら、会場へ向かって発表をしていたので、しょっちゅう発表というのは難しそうです。日々の仕事や生活n中で、調べたけれど、公開しなかったネタというのは意外と多くありそうなのですが、あくまでネタであって、内容的に高度なものではないので、発表をするとなると、それなりの準備が必要になるのが普通です。そうすると、やはり負担になってしまうので、継続的に発表をするというのは、難しいものなのです。

何か良い方法があるといいのですが、体力と知力を鍛えてアグレッシブにいくしかないのでしょうね。昨日の疲れで休日の午前中をつぶしてしまった日曜の午後に、ふと、そう思いました。

ではでは。

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