ラズパイで電子工作ができる人になりたければ、日経Linux(リナックス) 2015年 9月号を読もう

Raspberry Piで電子工作ができる人になりたければ、日経Linux(リナックス) 2015年 9月号をどうぞ。メールを送受信するプログラムを動かしたい人にもお薦めです。8/8に編集部よりいただきました、ありがとうございます。目次は「日経Linux – 本誌目次 – 2015年9月号:ITpro:」にあります。

今回は特集の中の記事のひとつであるキッズ用写真メールマシンを作ってみました。USBカメラとタクトスイッチを使っているので安上がりです。LEDとI2CのLCDもおまけでつけてます。このあたりに興味がある人はぜひ購入して作ってみてください。メールまわりは、Gmailを使って簡単に実現しています。SMTPやIMAPでの通信についてはPythonプログラムで実現しています。

ラズパイで電子工作ができる人になる
ラズパイの人気は相変わらずのようで「ラズパイで電子工作ができる人になる」という特集が組まれていて「10のワザで初心者から脱出」というのが心をくすぐります。結構、本格的な説明がコンパクトにされているので、初心者にとっては勉強になることが多いのではないでしょうか。ハウツーだけでなく、基本の説明も充実しているというところが、うれしいですよね。もちろん、本格的に理解するには、もう少し専門的な書籍を購入して読んでみたほうが良いのでしょうけど、本誌で入り口となるところは理解したうえで、専門書を選定して購入というのはけっこういい手順だと思います。まったく知識がないまま選定するより、少しは理解してあるところで、自分が読みやすいと思う書籍を選定した方がいいですから。

自走カー
ちなみに、特集には自走カーの例もあります。これについては同じ著者が執筆した「Raspberry PiとSCRATCHではじめよう! 電子工作入門 」があって、こちらも面白そうです。特集はPythonですが、この書籍はScratchを使っています。子供向けということでScratchらしいのですが、ScratchのプログラムはPythonへ簡単に置き換えができますから、大人なら問題ないでしょう。個人的には、自走カーで使われる仕組みや電子回路まわりの説明がやさしく説明されているのがポイント高いです。

マウスカー
自走カーに興味がある人は、マウスカーにも興味ありますよね。連載には「Raspberry Piで始める簡単ロボット製作」というのがあってRaspberry Piで動く結構本格的なマウスカーを使っています。少々値段が高いように感じるかもしれませんが、Raspberry Pi専用に設計されたマウスカーだということなので、使っている部品なども考慮すると、お買い得だと思います。ただ、No.1はなくてもマウスカーはつくれそうですね。

Phantom2 + Androidアプリ
「ドローンを改造して飛ばそう」という連載も執筆していて、第4回となりました。今回はAndroidアプリを開発する方法についての紹介になります。DJI Mobile SDKを使った開発になるので、まずはAndroid Stduioを用意するところから説明をしています。Androidアプリの開発はEclipse + ADT PluginからAndroid Studioへ移行していて、普段Androidアプリの開発をやっていない人が始めるには、少し混乱が発生しているタイミングだったりするかもしれません。使い勝手が結構ちがうのですが、必要な機能はだいたい揃っているので、困ることはないはずですが、Eclipseに慣れていると少しストレスを感じるかもしれません。まぁ、慣れの問題です。

デモアプリの動かし方については、DJIのチュートリアルがあるのですが、そのとおりにやっても動かないことがあったり、バージョンアップがよくされているわりには前のバージョンがすぐに使えなくなっていたりして、まだ安定した開発をするというのは難しいのですが、このタイミングでSDKを使ってAndroidアプリを自作してみたいと思っている人もいると思うので、紹介をしました。動作確認をしたバージョンのSDKが入手できなくなってしまい、難易度があがってしまってますが、デモアプリを動かすのに必要な情報は記載したので、頑張ってみてください。

ソースコードから作成したAndroidアプリからPhantom2 Vision+のカメラが使えると、ちょっと感動しますよ。コアな部分は公開されていませんが、APIを使ってコントロールができるので、できることが一気に広がります。本格的にやるなら自動航行とかまでやりたくなって、OSSのドローンを使いたくなるかもしれませんが、飛行まわりは既存の機能にまかせて、カメラで取得した映像や写真を解析して利用したい場合は、これだけでもかなりのことができるはずえす。カメラの遠隔操作で人の自動探索をすることも理論上は可能です。

ということで、日経Linuxは2015年09月号もお買い得なので、ぜひ読んでみてください!

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