Raspberry Pi のリモートコントロールをしたいなら日経Linux 2015年8月号

Raspberry Pi のリモートコントロールをしたいなら日経Linux(リナックス) 2015年 8月号をどうぞ。編集部よりいただきました、ありがとうございます。目次は「日経Linux – 本誌目次 – 2015年8月号:ITpro」にあります。

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前号でも説明をしましたが、Raspberry Piを単体で動かしたいときは、時刻合わせをどうするかという問題が出てきます。RTCモジュールをつけるというのが王道なのですが、「スマートフォンから簡単に設定できるなら、それでいいや」となる場面も多いと思います。本格派はRTCモジュールを使ったほうがいいですね。ネットワーク接続ができない場合もRTCモジュールを使うのがいいですよね。

今回はhostapd、dhcpサーバを無線LANアダプタに対応させる方法について説明をしています。Raspbeerry Pi1 model B+ を使っていますが、Raspberry Pi2 model Bでも同様にできるはずです(Pi2は未確認ですが問題になる設定はないはず)。通常の無線LANアクセスポイントだとインターネット接続までしますが、今回は空撮時につかう自作カメラ用なので、その設定はしていませんし、名前解決もせずにIPアドレスでアクセスができるようにしています。

時刻設定アプリはPython Flaskを使って実装しています。Pythonだけでプログラムを書くこともできたかもしれませんが、時刻設定についてはdateコマンドを呼び出したほうが楽なので、そうしています。サーボモータをリモートコントロールするプログラムは紹介していませんが、ポート番号を別にして動作するFlaskアプリを別途作成すればできます。

今回の記事を参考にすれば、単体でRaspberry Piを稼働させながら、スマートフォンなどからコントロールすることが簡単にできるようになります。また、前回の記事を参考にすれば、ネットワークトラブルでリモートコントロールができなくてもスイッチを使って、ある程度の設定や動作をさせることができるようになります。これまでは、無線LANアクセスポイントやモバイルルータを一緒に用意してリモートアクセスをしていた人も多いかと思いますが、この連載を参考にすれば、もっと自由に手軽に使えるようになるはずなので、ぜひ読んでみてください。

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