ラズパイマガジン 2019年04月号の特集は「ラズパイ&人気ボード20枚 はじめ方・遊び方」

ラズパイマガジン編集部より「ラズパイマガジン 2019年4月号 (日経BPパソコンベストムック) 」をいただきました。ありがとうございます。

さて、自分は「特集1 ラズパイ&人気ボード20枚 はじめ方・遊び方」の一部、「講座 楽しいラズパイプログラミング」などの執筆を担当させていただきました。目次は「ラズパイマガジン 2019年4月号」にあります。


今回の特集は「ラズパイ&人気ボード20枚」ということで、ラズパイ以外にも最近注目されているボードPCなどの紹介です。電子部品の方は、LEDやスイッチならラズパイ用に購入したものも使えます。ラズパイの普及もあってか、ラズパイで使える電子部品を他のボードで使う例もインターネット上ではみかけるので、興味を持ったら使ってみると楽しめるはずです。「いろいろな電子部品を使って、手軽にセンサーのアプリを動かしてみたい」というような目的でラズパイを使っている人からすると「ラズパイだけあればいい」と思うかもしれませんが、実際に作ったものを生活の中で利用しようとすると、意外とラズパイだと不便だと感じる場合もあります。

また、「子供が手軽に試せるデバイスがあったらいいけど、ラズパイだと結局Linuxだからハードルが高いなぁ」といった人には、micro:bitなどが選択肢として出てくるでしょう。それぞれのボードはラズパイとは一味違う特色があるので「こういうものがあるのかぁ」という知識を得るだけでも価値があります。

「特集6 Webアプリ用のDBを安全に管理しよう」の記事も執筆担当したもので、この記事ではMariaDB、MySQL Workbenchの使い方を紹介しています。ラズパイでRDBを動かすというのは、以前だとちょっと特殊な使い方という感じでした。やはりSQLiteのような軽量なDBを使う方が電子工作用アプリからすると目的にあっていますから。とはいえ、最近のラズパイは性能が高く、USB HDDなどを使って小型Linuxサーバーマシンとして使うという用途も増えてきているようです。そういったときにMariaDBを使うことはよくありますし、その際にMySQL Workbenchを知っていると何かと役に立ちます。WebアプリとRDBとの通信を暗号化通信対応にする方法についても紹介している雑誌記事はあまりみかけませんから、そこもポイントです。いまどきだとSSLの設定は知っておきたいところですよね。

あと、「特集5 ラズパイで100VのAC電源をコントロールしてみよう」は知りたかった内容なので、参考になりました。内容的に、同じことをするならUSB連動の電源タップが便利だと考えています。ただ、自作するとしたらどうやるのか以前から興味がありました。この方法ならUSB連動の電源タップよりも、応用範囲が広いので、いろいろとできるようになるはずです。

なお、毎回楽しみにしている「女子高生とラズペリーパイ」。前回の続きで、今回はRaspbianのインストールをマンガで紹介しています。これなら小学生や中学生でも「読んでやってみよう」という気になるのではないでしょうか。今回も面白かったです。

最後に、日経BPさんの「ラズパイマガジン <お得な>Raspberry Pi販売サイト」は、初めてラズパイや電子部品を使ってみるなら、おすすめです。ここでラズパイマガジンで紹介している電子部品とセットでラズパイも購入すれば、セットが届いたときからすぐに試せます。

Amazonで購入できるスターターキットのリンクも掲載しておきます。こちらは、普段 Amazon を使っているとか、日経BPさんの販売サイトでは売っていないものを購入したい人向けです。

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