Live Linux を使おう

Windows 7 や Mac OS X を使っていると、ソフトウェアを揃えるのが結構大変だったりします。Linuxを使うと、高機能なソフトウェアが無償で利用できるようになるので、趣味でいろいろ試したりすることができるようになります。

ということで、Linuxが使える環境があると、何かと便利です。PCの性能を存分に利用するには、専用マシンを用意すると良いのですが、試しに使ってみたり、たまに利用するという場合は、CD/USBブートのLinuxを使ったり、仮想マシンを使うのが便利です。仮想マシンでCDブートのLinuxを使うという手もあります。Linuxでは用途に応じたいろいろなディストリビューションがあるので、気になるものを使います。

Red Hat Enterprise Linux(RHEL)はビジネスで良く使われているので、仕事で利用して、Red Hatのサポートを受けたい場合は、これを使います。これと互換性のあるディストリビューションがCentOSになります。ですから、自宅で試しにRHELを使ってみたい場合は、CentOSを使うと良いでしょう。RHELに将来組み込む機能を先行して利用できるようにしているのがFedoraです。新しい機能を試してみたい場合は、これを使うと良いでしょう。どちらも、Live CDが用意されているので、CDから起動して手軽に試してみることができます。

豊富なパッケージを簡単に利用できるUbuntuというものもあります。

2012年10月25日時点で、Ubuntu の最新版は12.10になります。日本語32bit版のCDイメージは、ubuntu-ja-12.04.1-desktop-i386.iso という名前で配布されているので、これをダウンロードしてきて、CD-R/DVD-Rなどへ書き込めば、すぐにLive CDとして使えます。

実際のPCで試すには、PCを起動したときに、BIOSの設定画面を表示して、CD/DVDからPCが起動するように設定をする必要があります。BIOS画面の起動方法がマニュアルに記載されているはずなので、それを参考にしてください。起動時に「ESC」キーや「F2」キーを押して起動できるものが多いようです。BIOSの設定画面が表示できたら、[Main]や[Advanced]といったメニューを開いて、[Boot]を設定できる画面を表示します。そこで、CD/DVDが最優先となるように一番上に指定してから、BIOSの設定を保存すれば作業は終了です。保存は大抵「F10」キーを入力することで、できます。

後は、CD/DVDドライブへ起動用CD/DVDを入れて、パソコンの電源を入れると、Ubuntuを試せるようになります。UbuntuのLive CDは最初に試して使うか、インストールをするか、選択できるようになっています。気に入ったら、HDD/SDDへインストールすると良いでしょう。

同じタグの記事: CentOS
同じタグの記事: Fedora
同じタグの記事: Linux
同じカテゴリの記事: Linux
関連書籍: CentOS