WordPress導入時に必要な参考書を考えよう!

WordPress 3.0 も関連書籍がたくさん出版されてきているようです。これから勉強してみようと思っている人も多いことでしょう。ここで、注意しないといけないのは、WordPressを十分にカスタマイズできるようになるためには、PHPについての知識が欠かせないということです。

いろいろな書籍がでているので、こういう状況となってくると、どこから手をつければよいのかわからない人が多くいそうです。WordPressを使うにあたっては、いくつかのシチュエーションがあるでしょうから、それにあった書籍を手に入れるのが一番でしょう。インターネット上にも情報は山のようにありますが、体系的に説明をしているものは書籍が有利です。ただし、最新の情報を入手するにはインターネット上の情報が必要です。なお、書籍もバージョンアップを重ねていたり、編集者がわかりやすく編集しているものも多いですから、時間効率を考えると、書籍の方が圧倒的に有利だと個人的には考えています。

書籍選定にあたっては、まずは、自分のやりたいことと、レベルを考えてみましょう。WordPressをプラットフォームとしてインターネット上で情報発信をしたいだけなら、それほど難しい知識は必要ありません。ブログとは何かとか、どういう使い方をするのか、といったことを説明している入門書を購入すれば十分でしょう。

デザインをカスタマイズしたいといった場合には、HTMLやCSSについての知識が必要になります。どれくらいのレベルまで勉強するのかは人によるでしょうが、基本を知らないと、WordPressを導入してもサイトレイアウトを変えることもできません。

WebデザイナがWordPressでサイトデザインをする必要があるといった場合はどうでしょう。勉強のためなら自分が使い慣れている環境へWordPressをインストールして、いろいろと試してみたいと考えるはずです。ここで問題になるのはMySQLやらApacheやらのインストールが面倒だと感じるようだと、肝心のサイトデザイン作業までたどりつくことができませんから、XAMPやMAMPなど簡易インストールができるものを選択するのがよいでしょう。後、重要なのはPHPについては別途入門書かリファレンス本を用意しておくということです。WordPressでは、PHPでテンプレートを記述しますから、PHPについての知識は必須です。いかに丁寧に説明をされているとはいえ、WordPress関連書籍は、WordPressについての説明に主眼をおいていますから、応用力をつけるのなら、PHPについても一緒に勉強をした方がよいはずです。

WordPressのテンプレートがどういう仕組みで動いているかについて理解できた上で、WordPressの本格的なカスタマイズをしたいと考える人は、プラグイン開発についても説明されている書籍を購入するのがよいでしょう。この場合は、PHPのリファレンス本は必須です。プラグインはPHPで記述するわけですから、WordPressのシステムに関する知識とPHPに関する知識の両方が必要になります。力がついたら、似たようなプラグインのコードを実際に読んで自分用にカスタマイズできるようになります。

さらに高度なことをしたいと考えている場合は、Linux上でApache, MySQL, WordPressを稼動させて運用させることになります。すると、これらについての知識も必要になります。このレベルまでくると、当然1冊の書籍だけでは説明しきれませんから、一通りリファレンス本を用意しておくと安心です。ただ、高度な内容になってくると、インターネット上でオンラインドキュメントを読んだほうが速い場合や、実際のコードを見て判断をした方がよい場合が多くなってくるので、書籍は使う機会が少なくなるかもしれません。

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