オンラインのドキュメント編集を Nextcloud と Collabora Online で実現したいなら日経Linux 2021年3月号を読もう

日経Linux編集部より「日経Linux 2021年3月号 [雑誌] 」をいただきました。ありがとうございます。

さて、自分は「ラズパイで楽しむLinuxライフ オンラインのドキュメント編集を Nextcloud と Collabora Online で実現」の執筆を担当させていただきました。目次は「日経Linux 2021年3月号|日経Linux」にあります。

今回、ラズパイで楽しむLinuxライフでは Nextcloud と Collabora Online について解説をしています。OS は Ubuntu 20.04 LTS を使っています。Nextcloud を試すには docker が便利なので、それについても説明をしています。Collabora Online も使う場合は Snap でインストールするのが手軽なので、そちらを紹介しています。

ラズパイは電子工作をするなら Raspberry Pi OS が手軽で良いのですが、Linux Server として利用するなら Ubuntu の方が情報が多くて良いです。ラズパイでは OS の切り替えは microSD カードを入れ替えれば出来てしまうという手軽さなので、気軽に試せるというのも大きいですよね。注意しないといけないのは docker 用のイメージ、Ubuntu 用のパッケージ、ともに Intel 系のものは多いのですが、ARM 系のものは少ないといったところでしょうか。とはいえ、最近は ARM 系の CPU で Linux を動作させたいという要望も強くなっているはずで、増えてきています。実際のところ、Visual Studio Code も公式が ARM 対応しましたし、意外と動くアプリが増えてきているという印象を持っています。

とはいえ、やはり、アプリをインストールする前に対応しているアーキテクチャの確認は重要です。Collabora Online の docker イメージも ARM 対応していなかったので紹介していません。少し面倒ですが、動かないものをインストールしようとして用意済みの環境に悪影響があると余計な手間がかかりますから、それを考えたら事前チェックはしておきたいところです。

さて、他の特集は次のように、どれも面白そうな内容です。

  • 【特集1】まる分かり50ステップ Linux超入門
  • 【特集2】あなたのワガママかなえます! WindowsのアプリをLinuxで使いたい
  • 【特集3】公衆Wi-Fiは危険がいっぱい?! パスワードの盗聴を実験してみた
  • 【特集4】キーボード一体型の新モデル Raspberry Pi 400を検証

WindowsアプリをLinuxで使うというのは、それなりに面倒なので、自分は対応時間やメンテナンスを考えたら安いマシンを購入して Pro へアップグレード後にリモートデスクトップで対応するか、VNC で利用することを考えますが、そこまでコストをかけたくない人の場合はやってみるのでしょうね。まぁ、技術的にはどこまで出来るのか、というのは興味深いので、試すだけでもしてみたいという気持ちはわかります。

さて、いつものとおり、ラズパイ関連商品を紹介しておきます。

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