Java EE 6 を学びたいなら「Beginning Java EE 6 GlassFish 3で始めるエンタープライズJava」はいかが

Java EE 6 を学びたいなら、「Beginning Java EE 6 GlassFish 3で始めるエンタープライズJava」はお薦めです。本書とJDK7 + NetBeans + GlassFishがあれば、短期間でJava EE 6アプリが作れるようになれるでしょう。

Java EE の歴史についても説明が簡単にされているので、経緯がわかります。サンプルも簡単に手に入ります。英語の書籍サイトからダウンロードできるコードだとうまくコンパイルができませんでしたが、Subversionリポジトリにある方だと大丈夫でした。Apache Maven が必要なのでインストールしておきましょう。下記では、$HOME/applications/java/apache-maven-3.0.4 へインストールしてあります。

$ mkdir $HOME/workspace/beginningee6
$ cd $HOME/workspace/beginningee6
$ svn checkout https://svn.kenai.com/svn/beginningee6~src/book/trunk
$ cd trunk/chapter02/
$ $HOME/applications/java/apache-maven-3.0.4/bin/mvn compile

付録でついている Java EE 6 ハンズオンラボを読むと、Java EE 6アプリを作るときに必要な作業について一通り理解することができます。各章も丁寧な説明なので、Java EE 6について勉強をするのが、とりかかりやすいでしょう。Java EE についてまったく知らない人が読むと感想はちがうかもしれません。

Java EE 6 ハンズオンラボで紹介されているJava EE 6アプリ作成の手順は下記のとおりです。NetBeansにはサンプルも豊富についているので、そちらも参照しながら、読んでみると、より理解が深まるはずです。

  1. データベースのテーブルからJPAエンティティを自動生成
  2. 生成されたエンティティをO/Rマッピングするためにリファクタリング
  3. データベースにアクセスするEJBを作成
  4. EJBへのアクセスとDBから取得した値を表示するテスト用サーブレットを作成
  5. CDIを有効化し、EJBを式言語インジェクション可能化
  6. JSF2/Faceletsベースのビューへ値を表示
  7. JAX-RSを使用してJPAエンティティをRESTfulリソースとして公開

JSP/Servlet, EJB, JPD, CDI, JSF2/Facelets, JAX-RSといった技術 について、ざっくりと使ってみてから、本文を読むと良さそうです。

他には、下記のようなページが参考になります。
Java EE 6アプリケーションの開始
CDIの注入および修飾子の操作 – NetBeans IDEチュートリアル
NetBeans Maven を使用した NetBeans プラットフォームクイックスタート

本書籍を紹介しているWebサイトもありますね。
Beginning JavaEE6を貰ったので読んだ – 水まんじゅう

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