KisoJava 7

改訂版 基礎 Java を執筆するにあたって意識した事 その7

KisoJavaをキーワードとして、Google検索をすると本サイトがトップになるのは前回と変わっていません。KisoJavaで検索する人はほとんどいませんから、どうでもいいことなのですが、とりあえずトップ維持ということでよかったです。

KisoJava 6」ではファイルの入出力について、取り上げた理由について説明をしました。ここでは、Part 1の内容について総括をしてみようと思います。

Part 1のタイトルは「Javaプログラミングの常識」とあるように、プログラミングを理解するにあたって常識として知っておくべき基本中の基本について、まずは理解してもらおうと考え、常識といえる内容について説明をしています。コンピュータへ命令をして、処理を実行させることは、それほど難しいことではないということを、まず最初に感じてほしかったので、BeanShellを使って手軽にプログラムを作って実行する方法を紹介しています。後半のファイル入出力や文字コードの話は難しい内容ですが、コンピュータ技術者を目指す人は避けて通れない部分ですから、取り上げました。Javaに限らず、他のプログラミング言語でも役に立つ共通の内容なので、ここにある内容はよく理解してから次に進んでもらいたいところです。

Chapter 1 Javaの特徴を理解しよう
Chapter 2 Javaプログラムを動かしてみよう
Chapter 3 コードはコンピュータへの命令です
Chapter 4 プログラムの動作をコントロールしよう
Chapter 5 プログラムからファイルの読み書きを行おう
Chapter 6 2進数と数値の表現
Chapter 7 文字の表現

個人的に、最初はコンピュータでプログラムを動かすことさえも、ドキドキしながらだったので、Javaプログラムを動かしてみるというところから話を始めています。どうしても、コンピュータに慣れてしまうと、初心者だったころのドキドキを忘れがちなのですが、初心者だった頃のことをできるだけ思い出しながら説明を書きました。それでも、本当の初心者にとっては敷居が高い部分もあると思います。プログラミング自体が簡単ではないので仕方ないのですが、BeanShellを使うことで、少ない入力コードで動作確認ができることを紹介しましたので、疑問に思うことはどんどん実行してみて、結果を見て理解を深めるのが近道ではないかと思います。

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