Windows のバックアップとリモートデスクトップの有効化 – Intel N100 ミニ PC で構築する開発環境(4日目)

ミニPC (CPU: Intel n100) を購入しました。Windows でも Ubuntu でも使えるようにして、「Intel N100 ミニ PC で構築する開発環境(2日目) | hiro345」で紹介した環境を用意していくつもりです。

最初から読むこともできます。目次もあります。)

今回は、Windows のバックアップとリモートデスクトップの有効化をしてみました。

Windows 11 Pro の初期設定

 内蔵ディスクのイメージをバックアップとして作成したので、心置きなく Windows を使うことができます。今回は、Windows で PC を起動して初期設定をしました。今回購入したミニ PC は、Windows 11 Pro になります。初期設定はユーザーを登録するぐらいで、悩むことなく終わらせることができました。なお、ユーザーはローカルアカウントで作成されたので、Microsoft アカウントとの連携はまだしていません。

 ただ、初期設定時に日本語キーボードのレイアウトを指定する方法がよくわかりませんでした。初期設定が終わって、作成したユーザーでログインしてみたところ、キーボードレイアウトが英語キーボードになっていたので、キーボードの設定を直して日本語キーボードのレイアウトにしました。

 また、Windows Update も実行しておきました。この後、バックアップをするので、Windows Update の画面でアップデートが終わったら、きちんと再起動をするようにしました。こうすることで、システムにアップデートが確実に適用された状態になるからです。

 あと、セキュリティ関連の設定もしました。ウィルス対策がきちんとされるように、各設定を確認して保護するようにしました。こちらも、設定変更をしたものがシステムへ確実に適用されるように、再起動をしています。

Windows 11 Pro の初期バックアップ

 基本的な設定が終わったら、通常の Windows 11 の初期バックアップをしておきました。初期バックアップをするには、いくつかデバイスが必要です。今回は次のものを用意しました。

  • USB HDD 2TB (NTFS フォーマット)
  • USB DVD ドライブ + DVD-R
  • USB メモリ 16GB (FAT32 フォーマット)

 最初に、「システムイメージのバックアップ」をしました。「システムイメージのバックアップ」をするときに使用するストレージは、NTFS のファイルフォーマットで初期化しておく必要があります。ここでは「USB HDD 2TB」へバックアップしました。自分の場合は、この HDD に他のパソコンの「システムイメージのバックアップ」も保存しています。Windows のシステムイメージは、特定フォルダの中にパソコン名のフォルダが作成されて、そこへバックアップされます。あまり NTFS フォーマットの大容量ストレージは持っていないので、使いまわしています。

 それから、「システム修復ディスク」を作成しました。これは、次に作成する回復ドライブがあれば必要ないようですが、「システムイメージのバックアップ」をするときに作成を促されるので念の為に用意しています。こちらは、Windows 用のシステム修復時に使用する起動ディスクなので、Windows パソコン用に1枚用意しておけば良いようです。USB メモリで作成することはできなくて、基本的に DVD-R で作成するもののようです。もしかしたら CD-R でも良いのかもしれませんが、手元には DVD ドライブと DVD-R があったので、それで作成しました。

 最後に「回復ドライブ」を作成しました。こちらは USB メモリが必要です。作成時に FAT32 フォーマットで初期化するということなので、専用に新規の USB メモリを用意しました。今回のミニ PC では 16GB で大丈夫でしたが、パソコンによっては 32 GB のものが必要な場合もあるようです。回復ドライブを作成するときに表示される容量を確認してから USB メモリを用意するのが確実です。回復ドライブを使って復旧できるのは、その回復ドライブを作成したパソコンだけなので、こちらは個別に作成が必要です。実際に作成してみたら、すごく時間がかかりました。

リモートデスクトップの有効化

 ミニ PC に直接モニタやキーボードを接続して操作するのでも良いのですが、普段はデスクトップパソコンを使っているので、そちらで使っているモニタ、キーボード、マウスを使ってミニ PC を操作したいところです。OS が Windows 11 Pro の場合は、リモートデスクトップ機能が使えます。これを使うと、デスクトップパソコンからネットワーク経由でミニ PC の操作をすることができるようになります。

 設定は簡単で、リモートデスクトップを有効化するだけでした。デスクトップパソコンは Linux なのですが、Remmina というアプリを使ってリモートデスクトップ機能を使うことができます。実際に試して動作することを確認しました。

 ミニ PC をサブのパソコンとして使う場合は、Pro 版の Windows が使えるものを選択すれば、このようにリモートから操作できて便利です。

 ということで、本日はここまで。

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