Raspberry Pi + WebIOPi = IoT

WebIOPiを使うとRaspberry Pi を簡単に Internet of Things の構成要素とすることができます。WebIOPi自体がとても簡単なものなので興味を持っている人が多いでしょう。日経Linux 2014年8月号では、WebIOPiを取り上げて説明をしています。

WebIOPiは、Pythonベースなので、サーバサイドでカスタマイズしたり機能拡張をするにはPythonを使うのが基本になります。クライアントサイドについては、REST APIが提供されているので、bash、JavaScript、Ruby、Java、Pythonなど大抵のプログラミング言語は使えます。JavaとPythonはクライアント用ライブラリも用意されているので、そちらを使うこともできます。便利ですよ!

他の記事では、いよいよやってきたCentOS7ということで、systemdを理解しようというニーズが高まっているところ、「systemdを超マスター」という短期連載があってうれしいところです。

特集では超ミニマシンが紹介されていて、心がくすぐられます。プログラミング可能なデバイスがどんどん増えてきていて楽しいですね。そういうものをカスタマイズできると豊かな生活ができるという世界がすぐそこまで来てそうですが、ありがちなのが、こういうデバイスを安いからとたくさん購入していたら、使わないものが増えて、お金もなくなってしまうということになるので、ご利用は計画的にといったところでしょうか。

Ubuntuファミリーも紹介されていますが、Xubuntu、Lubuntuあたりに興味があります。このあたりのディストリビューションの違いを調べている余裕もないので、結局Ubuntuを使ってますが、なかなか14.04へは移行できず、12.04のままになっているものが多いので、この夏にはバージョンアップについていきたいところですね… CentOS7も出たことですし、そちらの移行も必要なので、ちょっと大変ですけど。何の話でしたっけ。そうそう、この特集を読んでXubuntu、Lubuntuあたりを使うことにするか決めようと思っているところです。

他には、Ruby開発者のまつもと氏によるプログラミング言語の開発方法を紹介する記事もありますし、Dockerも少し紹介されていましたね。ということで、今月号も役に立つ情報がいっぱいです。

ところで、Raspberry Piは大人気なようで、ムックもでるそうです。2014年5月号、6月号、7月号に掲載されていた「Raspberry Piをプログラミングで楽しもう」の連載記事も含まれています。まだRaspberry Piを使ったことがない人には、こちらはお得な内容となっているはずです。

本体も欲しい場合は「日経Linux「Raspberry Pi」と「ラズパイマガジン」の特別セット販売開始」もチェックすると良いでしょう。なお、ACアダプタやHDMIケーブルなどはついていないので、用途を考えて必要なものは購入しましょう。大抵のものは家にありそうですけどね!

ケースもいろいろ種類があります。セット販売のものは、デスクトップPCやサーバとして使う場合に適したものです。GPIOを使った実験などを頻繁にやりたい場合は、GPIO部分が開いているケースなどもありますから、そちらを購入する方が良いかもしれません。

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