Arduino互換ボード「なのぼ~ど」で遊ぶ

Arduinoを手軽に入手するには大人の科学マガジン Vol.27(8ビットマイコン)を購入するのが手軽なのですが、少し値段が高いから手間がかかってもいいから安いものがないかなぁ、と考えている人には、Arduino互換ボード「なのぼ~ど」がいいかもしれません。

なぜか家に「なのぼ~どAG モータドライバ付組み立てキット(家族の手で組み立て済み)」と「ギアモーター + LEGO用ゴムチューブ + ケーブル」があったので、いろいろと調べながらパソコンの設定をしたり、ボードの試用をしてみました。

なのぼ~ど NanoBoard AG « ちっちゃいものくらぶ」が公式サイトのようで、スクラッチ用センサーボードという位置づけで販売されています。センサーボードがあると、外付けコントローラとして利用できます。(スクラッチは「Scratch – 想像、プログラム、共有」で公開されているものですね)

公式のものはPicoBoardというものがあるようです。ちなみにPicoBoardはAmazonで入手できるようです。互換のnekoboardというものもあるようですね。

ここで、「なのぼ~どAG モータドライバ付」は、単なるセンサーではなく、モータのON/OFFをスクラッチから制御できる機能を持っているため、よりロボットプログラミングに近いことが楽しめます。

なお、スクラッチ用センサーボードで遊ぶにはScratch1.4が必要です。Scratch2だと使えないようなので、参考書籍などを購入するときには注意しましょう。ちなみにこのボードは教育で使うだけでなく、簡単な機能を持つセンサーボードが欲しいというときにも利用できそうです。

ロボットプログラミングの基礎を学ぶためのものは意外と値段がするものなので、こういうものがあると嬉しいですね。「なのぼ~ど」とスクラッチの書籍があれば、基本を勉強するには十分でしょう。

手元には、スクラッチの参考書があり、一応ピコボードについては説明がありました。

なのぼ~ど NanoBoard AG « ちっちゃいものくらぶ」のページに「なのぼ~どAG用Scratchファイル一式ダウンロード」というリンクがあるので、これをダウンロードして展開すると、必要なファイルが一式入っています。手元のMacOS X Mountain Lionでは、「NanoBoardAGWithMotor.image」でなのぼ~どのセンサやモータが動くことを確認しました。

プログラムのサンプルも「Projects」の「NanoBoardAG」に含まれているので、そちらをスクラッチで開いて見ると良いでしょう。

これを機会にスクラッチに興味を持ったら、2.0/1.4の両方に対応した下記の書籍を読んでみるといいかもしれません。スクラッチは世間では評判がいいのですが、うちではそれほど注目されていなくて、あまり使われていません。こういうArduinoとかと連携させて、遊んでみようと考えています。

こういうのも紹介されていました。バッテリは5Vのものを、この写真にあるように使えばいいみたいですね。マイコンカーの部品も「ちっちゃいものくらぶ」さんから購入できるみたいなので、チャレンジしてみたいところです。

最後に、教育用途としては、ある程度お金をかけてもいいならWebDoのようなものがありますね。こちらもスクラッチと連携ができるようなので、LEGO好きでEV3の前に簡単なロボットを使ってみたいときにはいいのではないでしょうか。

同じタグの記事: Arduino
同じタグの記事: Scratch
同じタグの記事: スクラッチ
同じタグの記事: なのぼ~ど
同じカテゴリの記事: Book
関連書籍: Arduino