大抵のことはmysqlコマンドで済むのでGUI接続というのはほとんど使わなかったのですが、最近は共用サーバでのMySQL管理用のパネルとしてphpMyAdminなどがよく使われているようなので、少しは慣れておいた方がいいかな、と考えているところです。また、リモートマシンのMySQLでも、SSHポートフォワードで接続をしてあげればphpMyAdminから接続できて便利そうな気がしてきたというのもあります。ということで、phpMyAdminのインストールについて調べてみました。
ここではCentOS6.4でphpMyAdminをインストールする方法について説明をします。
remi, epel のリポジトリを使うと簡単です。php-mcryptがepelのものだと適合しないらしいので、/etc/yum.repos.d/epel.repoで、下記のようにして「exclude=php-mcrypt」を追加しました。
[epel] name=Extra Packages for Enterprise Linux 6 - $basearch #baseurl=http://download.fedoraproject.org/pub/epel/6/$basearch mirrorlist=https://mirrors.fedoraproject.org/metalink?repo=epel-6&arch=$basearch failovermethod=priority enabled=1 gpgcheck=1 gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-EPEL-6 exclude=php-mcrypt (略)
remi, epel のリポジトリを有効にしてあるなら、下記で phpMyAdminのインストールができました。簡単です。手元では、インストール前にhttpd, mysql-server, mysql-client あたりもインストールしてあったので、もしかしたら、そちらは別途インストールが必要かもしれません。
$ sudo yum install phpMyAdmin
remi, epel のリポジトリを有効にしていないなら、下記のようにオプションで指定が必要です。
$ sudo yum --enablerepo=remi,epel phpMyAdmin
MySQLをインストールした時点でやっていると思いますが、MySQLをセキュアな設定をするために「mysql_secure_installation」というコマンドがあります。これは実行しておくといいでしょう。ここではmysqldを起動していますが自動起動などですでに起動してある場合は不要です。
$ sudo service mysqld start $ sudo mysql_secure_installation
Apache HTTP Serverを起動していない場合は、下記のようにして起動をします。phpMyAdminの設定は/etc/httpd/conf.d/phpMyAdmin.confにあります。用途によりますが、より安全に利用するにはHTTPSを有効にしておいた方が良いでしょう。
$ sudo service httpd start
準備ができたら、http://localhost/phpMyAdmin/へアクセスしましょう。phpMyAdminへのログイン画面が表示されます。ちなみに、/phpMyAdminは/usr/share/phpMyAdmin/のエイリアスとして設定されています。サーバの追加などは、http://localhost/phpMyAdmin/setup/からできます。基本はlocalhostのDBへ接続ですから、リモートのDBへ接続したい場合は、ローカルホストのDBは停止して、3306をリモートの3306へポートフォワードをして接続をするという方法をとることになります。いろいろなサーバへ手軽に接続したい場合は、必要に応じてサーバを追加するなどして工夫してみてください。