Javaフレームワーク開発入門

おもしろそうなので、購入をしてみました。フレームワークを作り込もうという開発者がどれくらいいるのかはわかりませんが、フレームワーク開発のための技術は、部品共通化のための技術とつながるので、身につけていた方が断然有利ではないかと思います。

「デザインパターン、DI、アスペクト指向といった用語は聞いたことがあるけど、実際どういったものなのかよくわからない」という人には良い本です。これらの概念や実装について、イメージしやすく説明がされているので、理解できるはずです。

3人の登場人物がでてきて、会話形式で説明されるところがありますが、これは好みがわかれそうです。個人的には普通に説明をしてもらった方が理解しやすいのですが、会話形式の方が印象に残ることも多いので、なんともいえません。

Javaを基礎から学びたい人は、「改訂版-基礎Java-CD-ROM付」をどうぞ。Amazonの評価では、サンプルが単調という意見と、サンプルが難しすぎるという意見があり、どちらを信じればいいのかわからない状態になっています。著者の意見としては、本書ではプログラマになるために必要な基礎知識をしっかりと説明しています。ちょっと難しい内容であっても、基礎として必要なものは盛り込んでいます。また、最初のプログラミングの基本を理解するための章では、若干退屈でも初心者が理解できることに重点をおいて、プログラミング経験者が読んだら単調と思われる内容もきちんと説明しています。後半のサンプルプログラムが難しそうに感じるかどうかは人によってですが、実用的な内容となるように選んだ題材を、きちんとオブジェクト指向で書いてあります。今後プロフェッショナルとして、Javaのプログラムを作成するにあたって必要な知識を身につけたい人にとっては、価値のある一冊となるはずです。

ちなみに、どういった意図で本書が執筆されているかは「改訂版 基礎 Java について – hiro345」に書いてあります。参考にしていただければと思います。

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