Pythonプログラミングを学ぶための参考書は何がいいの? (2016年版)

以前、「Pythonプログラミングを学ぶための参考書は何がいいの? (2015年版) | hiro345」を書きましたが時代がPython3になってきて状況が変わってきましたね。ということで2016年版です。

下記については2015年版を読んでみてください。プログラミング初心者はやはり「みんなのPython」あたりからが良いでしょうか。1年経つと内容は古くなりますが、開発の基本を知らないのなら、どれを購入しても役に立つはずです。問題は自分が読みやすいかどうか、自分の興味を持ちやすい話が書いてあるかどうか、ですね。

他のプログラミング言語をやったことがある人は、上記以外の選択肢も増えてきています。オライリー本からは「入門 Python 3 」です。基本から説明をしてあるので分厚さにめげない人なら良いはずです。ちょっと書き方に悩んだ時にチェックしてます。たぶん、はじめてプログラミング言語を学ぶという人は選ばないと思います。分厚さで挫折すると思うので。

実践 Python 3 」はデザインパターンの実装について説明がされています。デザインパターンについて知識があってPythonでどういう実装ができるのかを知りたい中級者を目指す人向けでしょう。デザインパターンだけでなく、脱初心者向けの説明が多いので、ちょっと高度なことをしたいときにチェックしています。

Effective Python ―Pythonプログラムを改良する59項目 」は、たぶん知っていると自慢できることが説明されています。もちろん、みんながこの本を読んでいれば自慢できませんけどね! Python力をあげたいなら読んでおきたい本です。自分はまだ全部読みきれてませんが、いくつか「なるほど」と勉強になったことがあって重宝してます。

Linux系だとデフォルトでPythonがインストールされて、ツールもPythonで実装というのが殖えてきているので、いろいろなところでPythonを使うようになってきています。そういうなか、Webスクレイピングに興味があるなら「PythonによるWebスクレイピング 」を読んでみるのも良いかもしれません。まったく文法を知らないで読むとわからないかもしれませんから、先に文法の基礎を学べる書籍を読んでからが良いと思います。

15時間でわかる Python集中講座 15時間でわかる Python集中講座 [Kindle])」はFlaskやSQLAlchemyについて基本の説明がされているので、Pythonエンジニア養成読本とかを先に読んで、こちらの前半の文法はとばして後半のWebアプリの作成方法について学ぶと、結構いいのではないかと思います。Pythonエンジニア養成読本ではBottleの説明がありますから、両方読めばBottleとFlaskの軽量フレームワークについて感じはつかめるはずです。

他のプログラミング言語を使ったことがあるかどうかで、どの書籍を選ぶのかは変わってくるはずです。試し読みをしたり、本屋で内容を確認したり、チェックした上で自分にあったものを購入するようにしましょう。

*下記でロープライスと新品の値段が同じものはKindle版です。

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