Pythonプログラミングを学ぶための参考書は何がいいの? (2015年版)

ここのところ、Pythonも普及してきて、使いたいと考えている人が多いかと思います。いくつか書籍を購入して眺めてみたので、お薦めの参考書を紹介します。

まず、開発全体について大雑把に知りたいという人は「Pythonエンジニア養成読本[いまどきの開発ノウハウ満載!] (Software Design plus)[Kindle版]はこちら)」を読んでみると良いでしょう。プログラミングをある程度知っていて、Pythonの開発はまだやったことがないという人にとって、ネット上の情報を収集するための基礎知識をこれで得ておくと、効率が全然違います。ネット上の情報をフィルタするためには、最新の情報が何か、キーワードは何があるか、というのを知っている必要があり、それらの必要な情報を入手するのに適しています。まったくの初心者でも読めるかもしれませんが、説明はかなりざっくりとした感じがあるので、書店で眺めて読めそうだと思えるのなら、導入でいいでしょう。逆に、よくわからないと思ったら、もう少し入門向けの書籍を選んだ方が良いですね。

入門者向けには「みんなのPython 第3版 [Kindle版]はこちら)」が良いでしょう。
Pythonを体系的に学べる良書です。「みんなのPython サポートWeb(サンプルコード,正誤表) | TRIVIAL TECHNOLOGIES 4 @ats のイクメン日記」にサンプルコードや正誤表がありますから、参考にするといいでしょう。個人的には標準ライブラリについても解説がされているため、非常に助かりました。なお、標準ライブラリについては、ポケットリファレンス系の書籍を別途購入という手もありますね。

これからPythonを始める人で、Python3でいいのなら、「パーフェクトPython (PERFECT SERIES 5) [Kindle版]はこちら)」も良い参考書です。文法だけでなく開発全体をカバーしている点がありがたいですね。初心者レベルを超えたい人には役に立ちます。

課題管理やレビュー、テスト設計、継続的インテグレーションといった最近の開発スタイルを考慮した上でのPython開発について知りたい場合は「Pythonプロフェッショナルプログラミング第2版 [Kindle版]はこちら)」がいいでしょう。Pythonの解説より、これらの開発手法まわりの説明が多いので、余計だと思う場合は別の書籍にした方がいいです。個人的にはAnsibleやDjangoまわりの解説がありがたかったです。また、バージョン管理はGitの解説書は多いのですが、Mercurialはあまりみかけないので、これに掲載されているのは嬉しいですね。Gitの方が人気ありますが、MercurialはPythonで実装されているから取り上げているのでしょうかね。最初に紹介した「Pythonエンジニア養成読本[いまどきの開発ノウハウ満載!] (Software Design plus)[Kindle版]はこちら)」の方とかぶるところも多い気がしますが、こちらの方がページ数が多い分全体の内容は多いです。

PythonはLinux系ならたいていのディストリビューションでは最初からインストールされていて、bash並に使われているスクリプト言語です。日本だとRubyの方が人気がありますが、世界的にはPythonの人気もかなり高いので、使えるようになって損はありません。身につけたいものですよね。

*下記でロープライスと新品の値段が同じものはKindle版です。

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